変な夢をベースに即興で描いた「白子軌道」の路線と車両

木下次郎/JM
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先日は変な夢にうなされましたが、架空鉄道趣味的に面白いものが登場しました。
東京都と埼玉県の境を流れる白子川沿いに何故か昔の北海道にあった簡易軌道のような鉄道が通っているというもので、その車両は簡易軌道の小型の気動車の形をしているのだけど飛鳥山公園のモノレール「アスカルゴ」に似たデザインで、アスカルゴ同様に屋根上に小型のルーフクーラーを搭載して、きちんと冷房車になっているというものでした。
変な夢の中のシーンが白子川の西高島平付近というのしか「設定」はないので、具体的にどこを通っているかなどは夢の中では当然明らかになっていませんが、即興でその架空車両と架空路線を設定して描いてみました。
会社名は「白子軌道」とし、ルートは白子川にほぼ並行して大泉学園と下笹目を結ぶ全14駅の路線としました。
西武池袋線、東武東上線、都営三田線に接続するので、この辺の環状方向の輸送も担うことになりますね。
また、白子川は西高島平付近で新河岸川に合流するのでそこから先の下笹目方面は白子川に並走していないのですが、笹目橋を渡る数少ないバス路線である国際興業バス「増14」系統(成増駅~下笹目)を真似て笹目橋から先の戸田市方面へと路線を伸ばしています。(なお、増14はかつて蕨駅まで直通していたし、もっと本数が多かったはずですが、今では朝夕のみの運行になってしまいました)
車両は簡易軌道の車両っぽいサイズだけどデザインは今風にし、屋根上に特装車などに搭載されるルーフエアコンを3基搭載しています。
旧近鉄特殊狭軌線(三岐鉄道北勢線、四日市あすなろう鉄道)が最近までなかなか冷房化できなかったように小型の鉄道車両はクーラーの搭載が難しいですが、重量や車体強度の問題に関してはこういうクーラーを使えば簡単にクリアできそうな気もしないでもないです。冷房電源をどうするかというのはまた別の問題になりますが。
また、実際のルート上は今のところはバス輸送だけで何とかなっている区間ではあるけど、日暮里・舎人ライナーの混雑率の高さといった現実の事例を考えると、都県境を縫うように走る鉄道がこんな小型車両かつ非電化ではあっという間にキャパオーバーするのは明らかですし、昔からこの鉄道が存在していたとなれば、都市構造も当然現実とは大きく異なっているはず。

なので、そういう都市構造の変化を見越して高度成長期頃に簡易軌道とか軽便鉄道サイズから1067mmの普通の鉄道規格に改築されたという設定の別バージョンも考え中です。
これも、いくらなんでもさすがに20m級の車両の長大編成だとオーバースペックになるので、小型車両の短編成(東京メトロ銀座線とか名古屋市営地下鉄東山線サイズの車両の2~3両編成)で車両もそういう地下鉄からの譲渡車を架線集電に改造という設定にしようかと思っています。

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2023-11-15 10:46:06 +0000