ハイスパ「こちら、スパイダーマン。潜入完了。フェアリースパイダー、準備できてる?」
場面は変わって電車の上…。
F.S.「うん!!ひろh、スパイディー!・・・へっくちゅ!!」
ハイスパ『大丈夫?』
F.S.「ヴヴヴヴ・・・さ、寒い・・・。」
極寒の列車の外にいるフェアリースパイダーはドローンで敵の位置を把握していた。
???「寒い・・・」
F.S.「え、何か言った?」
ハイスパ『何も?』
???「寒いって言ったんだ。とにかく中に入れ」
すると、フェアリースパイダーのマフラーの先に何かが包まっている。ソラの側近の王族近衛騎士のスーだった。
スー「早く中に入れ。スーは寒いのが苦手。風邪ひく。」
ハイスパ『いつも神出鬼没だよね…まぁ、とりあえず二人協力して車内の人を助けよう!』
F.S.「わかった!」
スー「スーはやりたくなぃ〜」
寒そうに体を震わせ、やる気がないスー。
少し遡り、ゴールデンカオス軍に一本の連絡が来た
ニック「こちら、ニックフューリー。スノシャさん、アサナちゃんもいるかしら?」
無線から話しかけたのは、シールド長官の虹音ことニックフューリーだ。
アサナ「どうしたんですか?」
ニック「…あなたたちに朗報と言うべきか…悲報があるわ。詳しい話は彼から…」
無線が代わるとそこには…
スノシャ/アサナ「葉月/さん!?」
??「あ、ち、違います!僕は双子の弟の小野寺 優斗です。」
ニックフューリー「彼は、ハデスの痕跡を辿った際に見つけたの。ハデスが拷問したようで足はもう使えなかったわ…瀕死だったところをシールドの医療班が救出したわ。」
スノシャは少し怪しむ。
スノシャ「葉月の死後にいきなり現れたとは…怪しいな。」
優斗は少し黙り。
優斗「ぼ、僕は神器【illust/89884769】の研究をしていて、それをハデスにバレて…逃げられないように足の腱を…」
スノシャは察した後、少し沈黙をして、
スノシャ「それで悲報とは…?」
優斗「先程、『兄』を見つけました。…」
スノシャ/アサナ「!?」
駅の防犯カメラの映像には急行列車に乗る長髪の男…その頬には見覚えのある傷。
スノシャ「身長や体型…あの傷…いくら偽物や影武者だろうと……あんな似ているやつはいない。」
アサナ「つまりあれは…」
優斗「に、兄さんの体を奪った…だれか…」
アサナは、怒りに震え、ビャッコ化しかける。
優斗「今、スノシャさんが向かってるあの列車のどこかに兄がいます…お願いです…兄を…兄の体を取り返してくださいッッッ…」
涙を溢れさせ、懇願するような目でスノシャを見る。
現在 列車内
??「ハデス。例の情報は手に入った。取引は成立した。これから戻る。」
ハデス『しかし、…今はテロリストがあなたの乗る列車を占領しています。』
??「大したことじゃない。ゆくゆくは止まるさ、ヒーローやヴィランが対応するだろう…それまで優雅な旅を満喫するさ」
ハデス『…あなたは相変わらずだ。ボス…いや…トレードマン』
トレードマン「私のあだ名を君に貸したおかげで、クロスシージでは世話になった。おかげで『オノケン』の投資会社や投資家による株は、増える一方さ。ゼウスたちも騙せているわけだしな…小野寺葉月の反抗は想定外だったが、計画に問題はない。」
ハデス『さすがです。あなたは裏社会、表社会を牛耳るフィクサー…そして、世界を混沌に導くカオス。…そしてその全ての駆け引き…取引を操る…そこからきた名前が『トレードマン』。私はあなたのような逸材。神という概念を覆す…そんな存在を待っていた。』
ハデスは葉月を乗っ取った人物に対して、敬意を評している。
トレードマン『洗脳装置が手元にはないが…まぁ、ある程度の人やAIなら、私一人で充分だ。…さぁて…到着まで…休むとするか。』
ハイスパ【illust/77074700】、フェアリースパイダー【illust/96540077】、スー【illust/98039698】参戦。
ちょっと登場した小野寺優斗【illust/108348309】
そして、葉月を乗っ取った謎の男『トレードマン』も搭乗中。
とりあえず現状は
ハイスパ→電車内に潜入
フェアリースパイダー+スー→電車の上にいるが中に潜入しようとしてる。
トレードマン→止める気もなく、テロリストがトレインジャック中に仮眠を取り始める。
となってます。
お借りしました!
スノシャさん【illust/113352793】
アサナちゃん【illust/95361720】
2023-11-12 09:52:50 +0000