プロミネンス級は多数の小型砲塔と少数の大型砲塔、さらに、各種ミサイルを運用できる
強力な戦闘艦であったが、単純に横幅が広すぎるという問題も抱えていた。
さらに、小型の副砲の数も過剰気味であったため、副砲の数を減らし、左右ではなく前後に長い
伝統的な設計に立ち返った後継艦が設計された。
プロミネンス-II級は、小型、中型、大型すべての砲塔型兵器を搭載し、前級の特徴であった
ミサイル搭載量の多さもそのまま引き継いでいる。
船体の構造は移動司令部であるトレビュシェット級を小型化したようなものとなり、横幅のせいで
造船所やドックが利用しづらいどいう問題が解消されている。
また、設計時期が新しいため、最新型の防空システムである"GLEIPNIR-T"ビームアレイが搭載されている。
このシステムは、いわゆる「ホーミングレーザー」のようなものであり、ビームアレイの設置場所に関係なく
すべての方向の目標を攻撃できるという特徴も持つ。
例として、底面のビームアレイが上面の目標を、左舷のビームアレイが右舷の目標を攻撃するといったことが可能である。
さらに、PALCとは異なり、船体構造の陰に隠れている小型の目標などに対しても精密な攻撃を仕掛けることができる。
防空能力の向上により、戦闘コンピューターへの負担は増加しているが、もともと多数のミサイルや火砲
大量のPALCを統制することが可能なコンピューターを搭載していたため、火器管制系統に関しては
特に手は入れられていない。
なお、航空宇宙軍のほかの艦艇と同様、本艦も軍用艦船ライセンスによって購入が可能である。
しかし、販売価格は40兆クレジットを超えており、ライセンスの要件の高さも相まって
本艦を購入できる者は極めて限られている。
一般的に、このような艦船の購入は、ライセンスを保有するひとりの代表者が同僚や友人から資金を受け取り
購入する「割り勘」方式がとられることが多い。
重戦艦クラスの艦船は、小国相手であれば単独で星系の制圧どころか国家そのものの殲滅すら可能な
戦闘能力を持っており、運用には重大な責任が発生する。
【性能・仕様】
[寸法]
全長: 21450m
全幅: 10750m
全高: 1800m
[武装]
- 火砲
1.6m Z-パルスキャノン 328基
3.125m 4連装ブリンク・キャノン 24基
6.25m 4連装ブリンク・キャノン 28基
160m 艦首同軸ヘビーブリンクアーティラリー 1門
- 誘導弾
10m 10連装垂直発射装置 2560基
200m 単装 艦載ミサイルサイロ 8基
- 特殊兵器
GLEIPNIR-T ビームアレイ 84基
[防御システム]
- シールド
特異点バリア発生装置: 4基
キネティック・デフレクター: 8基
キネティック・サプレッサー: 4基
ハードライトシールド発生装置: 16基
指向性防御スクリーン投影機: 8基
- 装甲
主装甲: クラス3 超縮退物質装甲(平均装甲厚: 120m)
64レイヤー クラス2 次元投影装甲(平均装甲厚: 2km)
次元投影装甲制御装置: 4基
- 電子装備
亜空間通信モジュール 4基
亜空間センサー 4基
多次元型FTLプロセッサー 2基
- 推進
XG845L グラビトンスラスター 5基
インパルス・リダイレクター 6基
インパルス・リダイレクター 推進オフセットモジュール 24基
FTL能力: あり
ハイパードライブ: 非搭載
ワームホール発生器: 非搭載
トランスロケーター: 搭載
広域ジャンプ機能: あり
※コメント※
GLEIPNIRのビームはよくあるホーミングレーザーとは違って、曲線ではなく角のある線を描いて曲がります。
さらに、ビームの速度が速いうえに事前に経路の計算をしてから発射するので、目標に向かってビームが伸びるのではなく
無数のかどばったビームが突然数万単位で現れ、目標に突き刺さった後に消えてゆくといった感じになります。
今までのと微妙に画像の質感が違うと思いますが、これはレンダーエンジンを変えたためです。
2023-11-10 04:04:42 +0000