"GLEIPNIR"試験艦 「ガイディング・スター」

FFREExhaust
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TMV Guiding Star, BBGH-1226は現在開発中の新型誘導兵器
"GLEIPNIR"システムの試験用に改修されたバリスタ級重ミサイル戦艦である。

基本的な仕様はベースとなったバリスタ級と変わらないが、すべてのミサイルランチャーが取り外され
GLEIPNIRアレイに置き換えられている。

GLEIPNIRシステムとは、"Guided Light Emitter Interception Platform Near/Intermediate Range"
の略で、「近中距離用誘導光波放出迎撃プラットフォーム」を意味する。

従来のフェーズドアレイ型迎撃兵器の後継として設計されたこのシステムは、高出力のガンマ線レーザーの軌道を
重力制御によって操作し、目標へ誘導することができる。
この兵器の優れた点の本質は誘導機能の存在自体ではなく、ビームの軌道を自在に変化させられることによって
迎撃兵器の設置位置に関係なくすべての方向の目標を攻撃できるようになるという点にある。

つまり、左舷側に設置されたGLEIPNIRアレイが右舷側の目標を攻撃することができ、逆も同様。
上下左右前後どの位置に設置されていても全方位の目標と交戦可能となっている。
これによって、武装の物理的な設置位置による迎撃能力の偏りをなくすことができ
全方向に均等かつ強力な迎撃能力を確保できる。

機動拠点クラスの超大型艦に搭載されているポータルジェネレーターなどと比べれば迎撃能力、破壊力両方の面で劣るが
それらの巨大兵器ほどの発電能力を持たない重戦艦や超重戦艦クラスの艦船に搭載して運用できる
このシステムは、トリニティが最も重視する性能の一つである、艦隊防空能力の大きな向上につながるものである。

また、ガンマ線レーザーではなく、タキオンビームやゼロポイント衝撃放射といったより強力なエネルギービームを利用する
派生型も開発が進められている。

本システムの最大同時交戦数は、これを搭載する艦の戦闘コンピューターの処理能力、および発電能力に依存するが
試験艦"Guiding Star"の場合は最大で25万の目標に対し同時に攻撃を行うことができる。
ただし、最大の同時交戦数を維持する場合、艦首同軸の重火砲が使用できない状態となるため
防空能力と対艦戦闘能力のバランスに注意する必要がある。
より大型の艦であれば、GLEIPNIRアレイ自体の物理的な限界と同値の同時交戦数を維持しつつ
全武装を最高効率で稼働させることも可能。

※コメント※

PALCの次の世代となるより強力な防空システムです。
消費電力と計算リソースへの負担が大きいため、小型の戦闘艦には搭載できません。

システムの名前自体は某ゲームの投げたら勝手に自動追尾弾をばらまいてくれるあれをみて決めました。
元ネタ的にも防空兵器にぴったりだと思います。

#spaceship#戦闘艦#warship#battleship#original

2023-11-05 22:23:52 +0000