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セレネスティ・スターマイア
18歳、シリル共和国ヴェレス=ロンバル駐留軍中尉、愛称はセリィ。
ドーバー公国の公族傍流の出自で、本姓はガイラント。
8歳の時に帝国の侵攻を受け、両親や妹・ルーシア(illust/112032340)と故郷を脱出、前年に同じく帝国により壊滅したプロッコ王国から逃れた叔母・ミランダの便りをもとに、叔母の隠れ住むヴェレス=ロンバルへ居を移す。
転居してすぐさま流行り病と気力喪失から両親が亡くなり、未だものごころのつかないルーシアと親代わりのミランダを守る決意を固め、ミランダの知己で近所に隠棲していたシオンに師事、剣技・学問・霊術・教養を修め始める。
15歳の頃、帝国のシリル侵攻が激化しヴェレス=ロンバルが最前線となると、ミランダやシオンの反対を押し切り軍の門を叩き、一兵卒から戦場に身を投じ功績を重ねていく。
16歳になって共和国主催の武闘大会にも参加、シリル八傑の次席に選ばれ、来賓のアテルリラカイト公国公王・ベンタルより試作型の氷霊装鎧「アガスタージュ」を賜る等、その勇名を高めていった。
その矢先にシオンが「黒い霊装具のコートを着た何者か」に殺害される事件が発生ーー犯人を探し出して復讐したい念に駆られるも、自らの手で家族を守り切りたい意志が勝り、断念せざるを得なくなった。
手数や鋭さを活かした剣術で相手を翻弄し、霊術による氷壁の生成で自身や味方を守れる、攻防いずれにも秀でた霊術剣士。
対多数戦闘での決定力こそ欠けるものの、最大の強みは身体・霊子量の双方からくる持久力にあり、負けない戦いに徹した彼女を倒すのは至難と言える。
堅実かつ厳格な軍人で、年長の上官にも物怖じしない豪毅さもあり、怜悧な威風から味方に畏れられることも。
指揮官適正や戦術能力も高く、状況の要求に応じて部隊を動かしベター以上の効果を生み続け、上記の決定力不足を補って余りある戦績を重ねている。
デスクワークの速さや内容も後方勤務部隊や関係企業から評価され、彼女を軍から引き抜きたいと考える官僚・行政部局・政治家・会社社長は数知れず。
全てに対し冷静かつ完璧にこなせるかのようなイメージに反しすこぶる情に厚く、新兵の教導においては教育課程の管理やメンタルケアを徹底することで成果を挙げ、細心行き届いた配慮により人気も期待も集めている。
ルーシアを悲しませまいとして甘やかしたり、中世の騎士に憧れては自身が忠義を捧げられる人間に出会うことを密かに夢見たりと、私人としては年齢相応の隙を程よく持ち合わせる人物でもある。
月世界の女神が如き美貌をも備えた才媛ではあるが、料理の腕前が絶無であるのは欠点ーーこればかりは彼女の才能を引き出したシオンでも教育・改善のしようが無かったらしい。
ラーズの探す人々のうちのひとりがヴェレス=ロンバルにいるーージェナーヴ商人頭・メルダハルからの情報を得て現地に赴いたラーズ達一行だったが、折悪く街は帝国の急襲に遭っており、共和国軍に加勢してセリィらと共闘。
帝国軍を撃退するも、セリィはラーズの纏う霊装具のコートがシオンを殺めた人間の着用していたものと同じだと詰問、ラーズはセリィに一方的に斬りかかられるも周囲の制止によりその場は何とか収まった。
駐留軍司令・ゼノンがラーズに傭兵依頼を持ちかけつつ両者の仲介に入るも、セリィの誤解は解消できず険悪な関係が続くかに見えたが、休暇で帰宅した際にセリィはラーズの訪問を受ける。
ラーズがヴェレス=ロンバルに来た目的の人物こそセリィの叔母・ミランダであり、ミランダがプロッコ王国でのラーズの養母だったこと、シオンの正体とラーズやショウウンとの関係を知ったセリィは、自身の過ちを謝罪し徐々に態度を軟化させていく。
教導任務や数度の帝国との戦闘をラーズと共にして距離が詰まっていき、自らに芽生えた恋心を自覚するセリィ。
しかし、かつてラーズ・ショウウンと同門だった帝国軍の新鋭・キルの参戦と対決を機に、ラーズの真実の一辺と彼が抱える最大の傷を知ることとなる。
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いつも閲覧ありがとうございます。
前回から時間の空いた今回は、おいらが生成初期より大変お世話になっている金髪さんの命名の儀。
割と気合を入れてテスト版取り作業、その枚数はたぶん1,000枚程度になってしまったかもしれません。
そこから清書おなしゃすしたのが100枚くらい、更に今回選ばせてもらったのが35枚、余りのうち投稿に耐え得るものは後からテーマ別に奉納させてもらいます。
ちなみに、上記キャラ概要冒頭に忍ばせてもらった通り、先行紹介しているイービルヒロインのひとり・ルーシアのお姉さんでございます。
あちらのキャラ概要で姉の名前は開示していましたが、その時点で金髪さんに結びつけて想像くださったかたがいらしたとするならありがたいですねん(w´ω`w)
2023-11-04 11:35:09 +0000