暗闇で怪しく光る魚 ヒカリキンメダイ

蒼海アクア

キンメダイ目ヒカリキンメダイ科 Anomalops katoptron

西部太平洋の熱帯域に生息する体長約15cm程の魚類。和名の通り、分類上はキンメダイ類に近いとされている。最大の特徴は目の下に大きな発光器を持つことであり、中に住んでいる発光バクテリアによって強い光を発する。この発光器を回転させて光を点滅させることで敵の目を惑わせその隙に逃げたり、自分の周囲を照らして餌を探していると考えられている。大きな目を持っていることで強烈な日射には弱いため、日中は岩陰や洞窟内で休み、夜になると集団で外に出て活動する。集団で青白く光る様子はまるでイルミネーションのようで非常に美しい。

印象に残っている深海魚,発光生物としてヒカリキンメダイを描いてみました。自分は沖縄美ら海水族館で本種を見たことがありまして、ガラの悪い目つきのような発光器とそれが暗闇で怪しく光る様子が面白いと思っております。また、この光は生物の中でも特に明るい部類に入るようで、時に影ができるほど強く光ることもあるそうです。

#fish#キンメダイ目#ヒカリキンメダイ#deep sea fish#発光生物

2023-11-04 05:30:05 +0000