No.749 エイ男

水の事故で亡くなった人間の霊が魚に取り憑いた。体長は1m〜2m、手足は人のそれと近いが退化しており腕も脚も細くなっている。その分、遊泳に適した水掻きが確認できるが人の霊魂として魚の体を完全に奪取しているため、半魚人とは属が異なる。長い尾には返しが付いている毒のある刺があり、刺されるとすぐに毒は神経を壊しアナフィラキシーショックで意識障害、最悪死に至る。知能が高く獲物を仕留めるため日々どのように突き刺せばいいか、研究を重ねる努力家でもある。身はもちろん、他の魚に齧られたヒレも美味な証拠。生の人間から身を守るため、普段いない浅瀬に潜む時は人に対してのストレスが最高潮の時であるという。