●今回は西武のE851を描いてみました。機番は現在も横瀬に保存されるE854としてみました。参考文献は「西武の赤い電機」「鉄道模型趣味1974年8月号」「私鉄電気機関車ガイドブック東日本編」「新ディティールファイル」ほか。先のウソ電illust/112394220はこれの前振りだったわけですが…。
●描いてみると解るんですが、原型であるEF65とは基本寸法は違いがあまりありません。スペックに違いの出るデザイン変更は避けたかったのでしょうが…。JR貨物色に塗ってみるとすごーく地味になってしまいましてE851の個性は塗装7割なんだなぁ…と。台車はEF81とほぼ同等品(微妙に違っていて書き分けはちょっと面倒ですが。)でして、色々理由はつけられてますけど、三菱製造だから実のところ同時期に製造中だったEF81の治具や設備をそのまま流用したかったのでしょうか?
●前描いたEF65PF illust/104035474から線画を一部流用しているのですが、前面を妙に幅広く描いてしまっていることが判明しまして、今回はスケールに近い寸法に修正してあります。流用部品が多いからいささか楽に済むと思ったのですが、EF641000とそんな作画時間的に変わりませんでしたね…。スカートなど足回りは若干ED75系列と寸法が似たところがあるのですが、これも線図や治具を流用しているのかな?
●参考文献もさることながら、だいぶ前に横瀬で実車をいろいろ撮影しておいてかなり助かった部分があります。(表記類など)…なお、1996年引退時の12系列車の写真は、だいぶ前にネガをなくしてしまいましたorz…(ガキだった頃は色々バカやったよねぇ、いろいろ、としか)
●KATOのN製品なんですが、EF65旧製品(1992)の動力を流用しているので実はちょっとスケールより長いです。初代は40年前に一度作っているんですけど、アムトラックカラー作った際に窓を埋める金型改修やってしまったのでそのままでは再販できなくなってしまったとか聞きます。あと、台車が初代製品は純正の形状で作っているのだけど、リニューアル発売時にEF81のものをそのまま流用してしまったようで微妙に違うんですよね。初期製品のお供には、コキ10000系をリデコした「レオコンテナ」なんて訳の分からない、どー考えても年少者向けのが発売されていまして(当時だいぶ余ったとか)、KATOから正規のセメント用三菱マテリアルタキ1900が発売されたのはだいぶ後になってからなんですね。製品も少なくまだマニア商売というテンプレが成立していなかった時代でした。
●それではそんなとこで。
(しばらくはスケジュールがきついんで投稿回数減るかもしれません。とりあえず来週の月曜日休みます)
2023-10-19 19:20:26 +0000