2024.1.14 追記: 駒さんの小説の表紙と挿絵に使って頂きました✨いつもありがとうございます🫶novel/21375620
司令官室に忘れ物を取りに行ったオスカルを、
はらはらと木の葉が舞い散る木の根元に腰掛け待つ。
「今日も一日お疲れ様オスカル」
「おまえもな・・・くたびれた、少し座りたい」
返事をする間も与えられず彼女はすとんと腰をおろした。
10月半ばにもなると日暮れは冷えるだろうとおれを暖めてくれた。
「この薄明の時間を誰かと過ごすのがすきだ。
地平線の境を美しいと誰かと共有するのがすきだ。
何故だかひとりでは切ない時間帯だからな」
従者としての役得だけじゃない、何かほのめいたものを感じて胸が躍った。
副題
『両片想い 三十路過ぎの主従』
☆2枚目は「サンセット」というフィルターを若干かけています。
2023-10-14 22:53:45 +0000