黒魔女さんが通る!!はチョコちゃんと同い年の小5の時に出会いました。
小学校の図書室で、友達がこの本面白いから読んでみてって言われたのがきっかけで読み始めました。
学校の図書室では黒魔女さんが人気すぎて予約でいっぱいの状態だったり、誰かが借りたまま返ってこなかったり。
なので巻数を順番に読むことができませんでした。返却された巻から読むしかなかったのです。
わたしが読みたい巻を妹が借りてて、喧嘩になったこともあります。
絵が可愛くて低学年の子にも大人気でした。本当にひっぱりだこでした。
一番最初に表紙を見た巻は「黒魔女さんのクリスマス」です。一目ぼれしました。
私が絵本や漫画以外の本を読むきっかけになった作品です。
1巻を読み始めると、主人公があまりにもドライで、え?こんなひねくれた主人公がいるの?ってビックリしました。
わたしが今まで読んできた作品は「元気いっぱいで明るくて誰にでも優しい子」ばっかりだったので
丁度反抗期(?)だったころの私の心を鷲掴みしてきました。
10巻のチョコちゃんを初めて見て、1巻の表紙のオーバーオールの子と同一人物と知って驚きました。
チョコちゃんがどんどん可愛くなっていくのを見てて成長を見守ってるような感じがしました。
夏休みの読書感想文は黒魔女さんにしたいと思って、本を買ってもらったのですが
親から「そんなアニメみたいな絵を宿題にするのはダメ。課題図書から選びなさい」と言われ、書かせてもらえなかったことをよく覚えています。
学校のパソコンの授業で、自由時間に黒魔女さんのお部屋というサイトに行って
Q&Aのチョコちゃんと結ばれる相手についての、ぼかした回答を見て、
「これって大形くんのことじゃない?」「まぼろしのLOVEシーンって何だろう?」って友達と話したことも覚えています。
自分の案が採用されるかな?とワクワクしながら案を募集したことも覚えてます。
黒魔女さんのお部屋でキャラと読者がお話するのもすごく楽しかったです。
東日本大震災のとき、黒魔女さんのバレンタインを友達に貸して
「学校がしばらく休みになったらどうしよう、貸したまま戻ってこないかもしれない」と不安になったことも覚えています。
アニメの放送が決まって、大喜びし毎週楽しみに見てたのも覚えています。
絵を描き始めた頃も大体このあたりでした。
スマホを持ち始めたころには、Twitterで黒魔女さんが好きな人たちと繋がったのを切っ掛けに全巻集めようと思いました。
でも、小学生じゃないのに本を買うのが恥ずかしいと感じる年ごろで、苦労したことも覚えています。
中学校、高校の図書館には黒魔女さんが置いてなかったです。
イラストレーターの藤田先生が亡くなり、ショックで眠れなくなったことも覚えています。
亜沙美先生が担当してくださることになったこと、石崎先生がサイトにメッセージを載せてくれたこと、覚えています。
そのあとしばらくして、グッズが発売されてグラフアートカフェに2回行ったり、サイトでグッズを購入したり…
とにかくここでは語り切れないくらい、思い出がいっぱいあります。
話を上手くまとめられなくてすみません、とにかく共に人生を歩んできました。
最終巻のお知らせが来たときはしばらく心の整理が出来ずにいました。
そろそろ最終回を迎えるんだろうなって言うのはなんとなく予想は出来ていたのですが、
最終巻の発売が公式発表されたときは胸が張り裂けそうになりました。
完結はめでたいことだと思うのですが、長年応援していた作品がついに終わるという寂しさの方が大きくなって、
どうしでもうまく向き合えずにいました。
最終巻が発売されて、サイン本を買いに行き、勇気を出して読みました。
最終巻発売記念にサイン会が開かれると聞いて、遠いけど絶対参加したいと思い、頑張って行きました。
このイラストは最終巻が発表されたころに下書きして、完結記念として描こうと思ってたイラストです。
とても遅くなってしまいましたが、やっと完成しました。
凝ったイラストは描けないのですが、どうしても完成させたかったので無事仕上げることができて良かったです。
今なら心から完結おめでとう、ありがとう大好きって思えます。
作品が完結したとしても、みんなの心の中で生き続けると思います。
何度も読み返したり、続きを想像してみたり、ファン同士で語り合ったりして楽しめます。
時が経って誰も語らなくなったとしても、そういえば昔こんな本があったなぁって時々思い出せたらチョコちゃんたちも嬉しくなると思います。
まだ読んだことがない人にオススメして読んでもらえば、新たな感想、発想が生まれます。
なので、完結は寂しいことじゃないんだなって思います。
終わりが来ても、素敵な作品に出会えたこと、語り合える仲間と出会えたことに変わりありません。
作者様、イラストレーター様、関係者の皆様、そして読者の皆様。本当にありがとうございます。
読者が素敵な案を出してくれたから、生きてるキャラがいて、面白いアイテムが登場して、楽しい物語が出来上がりました。
重くてすみません。長文すみません。
文字数的にはもう少し余裕がありますが、語りだすと止まらないのでこのあたりにしたいと思います。
また何かあれば付け足します。
今後発売されるスピンオフ作品も楽しみにしています。
改めて、完結おめでとう!ありがとう!
2023-10-07 12:20:43 +0000