浅海のキンメダイ類 アカマツカサ

蒼海アクア

キンメダイ目イットウダイ科 Myripristis berndti

インド・太平洋の浅いサンゴ礁外縁に生息する体長30cm程のイットウダイの仲間で、色んな意味でキンメダイの仲間にも含まれる。昼間は岩やサンゴの隙間,海底洞窟といった暗所に潜み、夜になると活発に動く。深海に暮らすキンメダイ類と同様、大きな目と赤い体色,硬く頑丈な鱗と骨格が特徴。赤い体色は明るいと目立つが、海中や暗所では赤色が一番に吸収されて目立たなくなってしまうので、夜行性の本種は体色そのものが夜の海におけるカムフラージュとなっている。

今回はアカマツカサを描いてみました。一見赤一色に見える本種ですが、腹部に向かってピンク色に近くなるグラデーションを持っているとのことなので、その辺りを意識しております。淡白な白身を持っており、塩焼きや煮付け,お吸い物の具にして食べると美味しいそうです。下唇が大きく突き出ることから近縁種のナミマツカサと区別できるようですが、本イラストはそこの突き出しが小さくなってることに後で気づいて、ナミマツカサっぽくなっちゃってるかも・・・(汗)。

#fish#キンメダイ目#イットウダイ#アカマツカサ

2023-09-27 10:14:42 +0000