トビエイ目アカエイ科 Taeniura meyeni
大きいものは体盤幅が2m近くになる大型のアカエイの仲間。灰色の背部には黒い斑点が多数散在し、和名が示すまだら模様を形成している。紀伊水道以南からインド洋,太平洋にかけてのサンゴ礁域の砂泥底に生息し、胸鰭をばたつかせながら小型魚類や甲殻類を追い立て捕食する。アカエイの仲間としては尾は短めだが、同属の例に漏れず毒棘が生えている。大型になる分毒も強烈なようで、刺さり所が悪いと命に関わるという。
マダラエイを描いてみました。本種は個体によって背面の色の濃さが異なってくるようで、イラストとしては薄めの色になりました。食用にされたり釣りの対象にもされているようですが、生息海域での漁獲圧の高さやサンゴ礁の減少、繁殖力の低さから個体数は減少。生息域各地で漁獲制限がなされ、オーストラリアやモルディブでは観光資源保護を目的に輸出を禁止しているそうです。
2023-09-21 11:34:33 +0000