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キリク
年齢は22歳、「神団」幹部・グリムガン直属の戦闘員、出自の慣習から姓を持たない。
数千年に渡る「失われた暗黒時代」の荒廃と再興の中、ヨーロッパに割拠した国家群に属することを避け山に隠れた人々が形成する部族のひとつ・ヌルトライブの女性。
ヌルトライブの武術師範・ラゴウの娘で、卓越した拳蹴柔術の使い手ーー霊術は概ね苦手とする一方、常人より豊富な霊子の許容量を身体強化や五感拡張に活用、部族の中でも指折りの戦士である。
勝気な性格で戦闘時に滾らせる攻撃性こそ激烈であれど、普段は熟考を重んじ教養ある振る舞いを欠かさず、部族のありように関しては全肯定せず批判的な私見を持つ。
ヨーロッパ各地に散った部族が構築した情報網を駆使し、グリムガンの行動や判断を支えるブレーンの顔も持ち、彼からの信頼も厚い。
20年前、当時新興国だったヴァルトレイグ連邦からの圧迫に苦しんでいたヌルトライブは、部族を懐柔する意図を持った「神団」の庇護を受けていたが、2年前に病に倒れた族長・リュウガが「神団」により半ば強制的に「保護」され、以来彼等の要求に逆らえず人員供給を続けている。
父をはじめとした部族の年長者たちは、組織が明かさないリュウガの所在を探るべく「神団」に参加しているものの、組織と同様に反体制的な姿勢を取るヌルトライブの元々の気質と、「神団」に対し自身が幼少の頃から部族を守ってきた存在という認識から、父と異なり組織への叛意までは考えていない。
彼女が組織に身を置くのは、「神団」の意図を超える規模でヌルトライブへの支援に尽力してきたグリムガンへの恩義からで、組織への反感を強める部族をなだめようと心を砕いている。
同時に、リュウガを人質に取られたに等しい現状に部族が抱く怒りも理解しており、部族と組織の間で苦悩は絶えない。
彼女と同じくリュウガの居所を知らないグリムガンは、その情報を引き出そうと組織に交渉を重ねているのだが、キリクは彼の組織の立場が危うくなると不安に感じ制止を度々懇願している。
反社会的組織たる「神団」に似つかわしくない高潔なグリムガンが、何故その幹部となったのかーー疑問と恋慕を秘めたまま、彼女は彼個人のためにあらんと戦い続ける。
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いつも閲覧ありがとうございます。
イービルヒロイン企画5人目は、「敵役であっても悪役ではない」という立ち位置のキャラを奉納(つ´∀`)つ
黒髪生成自体がはじめてだったんですけど、うちの娘の茶髪ちゃんと印象が被りそうだったので、表情その他でいろいろ調整。
「被るのが嫌ならポニテぢゃなくてストレートにでもすればいいぢゃん」と思いはすれど、「ストレートな黒髪ロングはillust/111553354と重なりやすい」以外にも理由があって回避、いくらか民族色を付加させたい衣装との兼ね合いからポニテで強行しまんた。
衣装面では「ドレス(dress)」を用いず、紫をベースに金トリム仕立てで横乳とアームカバーを重視した呪文で構成ーーえちえちなノリもあって茶髪ちゃんとの差別化には成功できたと思います。
上記のキャラ概要では小出しに世界観にあたるファクターを混ぜ始めてまして、いちおう異世界ものではなく未来の地球のおはなしです。
冒頭のほうに「数千年に渡る『失われた暗黒時代』の荒廃」というフレーズがありますけども、その原因の事情以上にツッコミどころになりそうな話として↓
(1)暗黒時代とやらが「数千年」とアバウトな数字なのは何故か
(2)現代から「数千年」先の未来なら地球環境の変化による生態系の影響と人類のありようは
といったものは出てくるはずーーただ、そこいらにつきましてはクリアできる設定を持たせますし、「数千年」にもきっちりした理由はあると受け止めてもらえたらありがたいです(o・ω-人)
2023-09-14 13:14:50 +0000