得意な事

カッカかこー

ある日の事、メイは修行をしていた。
この大木を倒せれば修行は終わるのにいつまで経っても倒せない!
メイはひたすら殴り続けた。
するとヒビが入った!
あともう少しだ!
メイが殴り続けているとついに大木が倒れ始めた!......メイの方向に。
メイは逃げたかったが脚がすくんで動かない!
容赦なく大木は迫って来る!
もうダメかと思って目をつむった瞬間に目が覚めた。
メイ(あぁ......夢か......)
メイはそう呟いた。
朝だというのに外はとても暑い。
突然外でメキャメキャキュ〜バリバリバリと木が倒れる音がした!
もう夢は覚めている。
急いで外を見てみると、寿がハンマーで大木をいとも簡単に倒していた。
みんなも今の音で目が覚めたようだ。
メイは寝ぼけながら寿に近づくと何をしてるのか聞いた。
寿(どうやってみんなを起こそうかな〜って考えてたの♪そしたら木が目に付いたからハンマーで倒そうかなって♪)
寿は笑っている。
メイは夢でも出来なかったことをハンマーを使っているとはいえ、現実で簡単にやってしまう寿に驚いた。
それになぜ寿と同じ大きさのハンマーが持てるのかも気になった。
寿(みんな起きたみたい♪)
正(ドラムの次は木か?)
正は2人のそばに行くと微笑みながら言った。
寿(そんな感じ♪)
寿はハンマーを担いで答えた。
メイ(寿は何でこんなに力があるの?)
メイは突然寿と正に聞いた。
寿と正は少し考えてメイに言った。
寿(ん〜生まれつきじゃない?(笑))
寿もよく分からないようだ。
正(生まれつきって......俺も不思議だが寿だけじゃないぞ)
メイ(みんな力があるって事?)
メイは首をかしげて言った。
正(そういう事じゃない、みんなに得意な事があるって事だ、俺だったら運転、悟だったら改造、仙は絵とか、そんな感じだ)
3人が外で話をしていると仙と悟の声が聞こえた。
2人は部屋の窓から顔を出して朝ごはんが食べたいと言っているようだ。
正(ちょっと待ってろ、すぐに作ってやるから)
正は朝ごはんを作る為にキッチンへ歩き出した。
寿(久しぶりに私も手伝お♪)
メイ(あたしも手伝っちゃお♪)
今日は3人で朝ごはんを作るようだ。
どんな朝ごはんが出来上がるのだろうか?

あとがき

どうも、カッカかこーです♪
みんなにも得意な事ってあるよね♪
自分は絵が得意です♪
描いていると幸せな気持ちになります♪
今回はメイが寿の力について疑問を抱くっていう話です♪
メイの得意な事はなんですかね?
善し悪し無しにして何が何でも自分が決めた事はやるとこですかね?

イラストは夢でメイが木を倒す場面を描きました。
弟の描いた林に自分がメイと木のヒビを足しています。

それではまたどこかで♪
カッカかこーでした♪

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2023-09-10 02:52:51 +0000