E217系
横須賀線ー総武快速線の113系を置き換えるため1994年に登場。
近郊形電車初の片側4扉構造で、慢性的な混雑路線である総武快速線の混雑緩和に貢献した。
基本構造は前年に登場した209系【illust/111273658】と同一ながら、1992年に発生した成田線大菅踏切事故の教訓として衝撃吸収構造を備えたのが大きな特徴である。
衝撃吸収構造は、前頭部は FRP 製の前面覆い(いわゆる電車の顔)を取り付ける構造であるが、衝撃吸収構造のため、前面窓ガラス下部に衝撃吸収用のアルミハニカムを装備し、さらには強固な構造で乗務員を保護する「サバイバルゾーン」と、つぶれることで衝撃を吸収する「クラッシャブルゾーン」を設けている。このため、運転台の奥行きは209系の 1,860 mm よりも広い 2,120 mm を確保している。この構造はE231系近郊タイプやE531系、E233系といった以降登場する首都圏向け一般形車両の標準仕様となった。
2020年以降、本形式置き換えのためE235系1000番台【illust/111425067】が登場した。
一時期インドネシアのジャカルタを走る鉄道への譲渡の噂があったが、インドネシア政府の意向により日本製電車の輸入が否定されたため実現することは無かった。
E235系による置き換えが進み残り半分となった今、彼等のことを少しでも長く記憶に留めておきたいものだ。
※一部wikipediaより引用
※E217系とE233系は旧作です。
2023-08-31 14:59:25 +0000