とある用事で真夏の熱い日差しの中、外出していたrock氏とご本尊様。
「あっつぅ~い~…タコ神様…このままでは我々はタコヤキとミイラにクラスチェンジしてしまいます…一刻も早くこの状況を…」
うなだれながらそう言っていると、目の前に喫茶店の前を通りかかる。
それに気が付いたrock氏は目を輝かせて…
「…お!喫茶店!冷コー飲みましょう冷コー!」
rock氏とご本尊様は喫茶店に入ろうとすると、出入り口の扉に張り紙が貼ってあり、それを見ると…
「…え?貸し切り?そんな殺生な!あー!中にいるのは仲良し三人組!クールなスイーツに舌鼓いいなー! いかん…こうしている間も…」
その場から立ち去り、涼める場所を探している内に保護者二名は深まる夏の日差しに熱され、クラスチェンジを果たしたのであった。
生命の危機に瀕したその時…
「あら?rockさん、タコ様ごきげんよう。暑いですね。」
後ろから、聞き覚えのある声がしたので振り向くと…
「や、やあ…」
「フローリィちゃん、こんにちは~」
そう言って言葉を掛けるrock氏とご本尊様であったが、次の瞬間腰を落として座り込んでしまった。
「「きゅ~」」
「まあ!大変ですわっ!すぐに日陰へ…」
フローリィは浮遊魔法でrock氏とご本尊様を持ち上げると、すぐ近くの公園の木陰まで運んでいく。
すぐにフローリィは2人に膝枕をして両手から回復魔法を2人に掛ける。
「もう少しの辛抱ですわ。今太腿から冷却魔法も掛けてあげますからね。」
そう言うと同時にフローリィの両太腿から冷却魔力が発せられ、rock氏とご本尊様の頭部が優しく冷やされていく。
「はぁぁ…涼しい…」
「何か…とても涼しくて柔らかい感触が…良いノ~」
気持ちよさそうな心地で膝枕ヒーリングを受けて、回復魔法とブルマパワーでHPを最大まで回復したrock氏とご本尊様。
2人はフローリィが用意した冷たいサーパニ入りの水筒で水分を補給するのであった。
【あとがき】
まだ暑さの残る8月中に仕上げる事が出来ました。
2023-08-30 16:36:29 +0000