シビレブタ
和名:デンキブタドックリ
科目:ブタドックリ科
オリマーメモ:体内に発電器官を持ち、発電器官は、筋肉の細胞が「発電板」という細胞に変化したものである。数千個の発電板が並んだ発電器官は体長の5分の4ほどあり、頭部から肛門はほとんど発電器官と言ってよい。この発電器官は頭側がプラス極、後部の方がマイナス極になっている。発生する電圧は発電板1つにつき約0.15 V にすぎないが、数千個の発電板が一斉に発電することにより、最高電圧は600Vから800V・電流は1A にも達する強力な電気を口から放つことができる。ただし発電するには筋肉を動かすのと同じく神経からの指令を受け、ATP を消費する。そのため、疲れたり年老いたりしている個体ではうまく発電できない場合もある。これらの発電の主目的は捕食と自衛であり、獲物を見つけると口から電気を放って感電させ、麻痺したところを捕食する。また、大きな動物が体に触れたときも発電して麻痺させ、その間に逃げる。なお、発電時にはデンキブタドックリ自身もわずかながら感電している。しかし、体内に豊富に蓄えられた脂肪組織が絶縁体の役割を果たすため、自らが感電死することはない。
ルーイメモ:筋肉が少なく、ほとんどが脂身。角煮のようで美味しいが、人によっては脂っこすぎて苦手という場合もあるかもしれない
2023-08-20 11:43:14 +0000