稲木ちゃん そして祖父の体験談

オッチナン

心内で実装してくれないかな~と、思っていた海防艦「稲木」が今回のイベントでついに来てくれました!    
 実は私にはこの艦娘には特別な思い入れがあるのです。なぜかと言うと、私の祖父が一度だけ、この稲木に乗った事があるからです。正確には乗員として戦ったのではなく訓練として、八戸に停泊していた稲木にお邪魔させてもらったんです。艦艇に乗艦していた場合『総員退去の命令が出た場合、20秒で甲板に上がって来れぬ者はみな死ぬ。』と教官に言われ、機関室から よーい、ドン。しかし小さい海防艦といえども、艦内は同じような通路と水密扉が多く、結局20秒以内に甲板に出るどころか、全員が時間切れで水死判定。教官からありがたいビンタを頂戴したそうです。
  祖父はその後、飛行場の見学をしている最中に「八戸空襲」に遭い、運よく生き延びました。以来、祖父の口癖は『だてに八戸空襲は生き延びてねぇ』でした。そして終戦を迎えて、父が生まれ、孫の私が居ます。祖父は去年の冬に肺癌で旅立ちました。普段は無口だったけど、戦争の話になると急にお喋りになる爺ちゃん。私へ向けての最後の言葉は東北なまりの『頑張ってけろな。』です。今はちょうどお盆ですね。爺ちゃん、見に来てるかなぁ(^^)

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2023-08-14 03:31:41 +0000