彼女は日常に退屈していた。日常の音に喜びや感動はなく、少し煩わしささえ感じていた。内気で他人と関わることを恐れる彼女は次第に一人で行動することが多くなった。ふと立ち寄った少し変わった建物。そこで見慣れない黒い大きなものに出会う。今まで見た事のないそれに触れるととても透き通り音が響き渡った。いろんな音を出すにつれ次第に建物の中に光が注ぐ。まるで彼女の曇っていた心を晴らすよう…
2023-08-12 08:43:48 +0000