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ロゴの説明について illust/110086204
人類管理塔(後述)の下層部を管理するヒューマノイド。
管理してる人間一人につき一体が配備され、髪型以外は男女型の二種類のみの量産型。
人間を管理するにあたり必要な最低限の機能のみを備えたため全体的に簡素な作りで(普段私がpixivで公開しているシステム型を基準とすると)およそ8分の1のコストで製造できる。
人工皮膚は触感こそ生体皮膚に似ているが素材はケイ素をベースにした廉価品。
また体の大部分は皮膚を使用せず、金属類や炭素などのさらに安価な素材が使用されている。
各パーツは交換しやすいようにゴム製のカバーで接続してメンテナンスコストを削減。
継続使用に支障がある場合は躊躇なく廃棄して素体を丸ごと交換する。
エネルギーはバッテリー式(非交換式)、素体の耐用年数は1~3年程度。
身長は約140㎝、体重は約70kg。
全てにおいて無感情、また言葉は殆ど発しない(そもそも言語コミュニケーションを人間に習得させていない)
【人類管理塔について】
世界に数万棟あると言われている人類をただ管理するための施設。
全ての人類がシステム勢によって管理され、例外を除き塔の外に人間は存在していない(とされている)。
ひとつの塔につき約10万人が管理されており、今回紹介したシステム型がいる下層部は全人口の約8割を占めている。また同じ数だけの量産機が活動していることになる。
下層部の人間は畳一畳程度の個室に収納され、すべての部屋にヒューマノイドが配置。
部屋が狭いのでアイドリング中は直立不動で待機。
人間の管理および個体数の維持を第一優先でプログラムされているが、下層部にて管理されている人間の平均寿命は15~20歳程度と言われている(原因不明)。
【裏設定】
実はシステム勢に課せられた目的は人類の滅亡ではなくむしろ「人類滅亡の回避および人類の管理」であった。
しかし与えられたプログラムを「曲解」してしまったため、イニシアチブを握るために一時的に人類を滅亡させ、その上で再び人間を管理下にて繁殖させて個体数を維持することを最適解と判断してしまった。
現在は現実の世界において、上述の目的達成のための障害と判断されている他勢力(ハニカム、レクイエム、エージェント等)の解体または滅亡を第一優先に行動しているため、勢力地図が塗り変わらない限りはこのようなことにはならないと言われているが、もしシステム勢が他勢力を圧倒し、本来の目的を達成してしまった場合は遠い未来にこのような社会になっていると推測される。
こわいねー!
そしてそれを回避するためにもハニカム勢が一生懸命頑張っているんだね!!
【余談】
「人類管理棟」のモデルになっているのはシムシティ(2013)の低・中所得者向け「メガタワー」です。
詳細は次作で図解付きで説明したいと思います。
もちろんあのゲーム内では真っ当な居住(等)施設なのですが、たった1棟でものすごい人数をぶち込める上に雰囲気がサイバーパンクかつ通常の居住施設よりもトラブルが多く扱いが難しいのでこれはひょっとしてディストピアなのでは?って思いながらバンバン建てて遊んでいます。
なお今作のシステム勢ヒューマノイド作品はプチシリーズ化を予定しており、今回の「下層部編」の他に「中層部編」、「最高層部編」、「ハニカム編」を公開予定です。
上層に行くとデザインと目的がどのように変わってくるのかをご期待いただければと思います。
2023-07-20 13:07:26 +0000