ジャッキー・マクレーンはぼくが大好きなアルトの一人。リーダー作というより、サイドマンとしての演奏に素晴らしいものがたくさんあります。昨日ご紹介したドナルド・バードの「フエゴ」しかり、ソニー・クラークの「クール・ストラッティン」しかり、ジミー・スミスの「サーモン」しかり。でも何といってもマル・ワルドロンの「オール・アローン」は、あらゆるバラードの中で最も美しいと言っても過言じゃないと思います。でも、このジャッキー、ピッチがちょっと高い気がするんです。でもそこがまた良いんですよねー。デュークエリントン楽団のポール・ゴンザルベスもそうなのですけど、あの独特の浮遊感のあるピッチの上ずった感じが唯一無二の演奏を生んでいる気がします。もちろん、アマチュアがまねしても絶対ダメなんですけどね。笑
2023-07-20 03:38:19 +0000