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朝原希 本日で、「安倍晋三銃撃事件」から1年が経ちました。まずは改めて、安倍氏のご冥福をお祈り申し上げます。
さて、佐藤幹夫氏著の「津久井やまゆり園『優生テロ』事件、その深層とその後」という書籍を読んだのですが、ここで佐藤氏は次のように述べています。
「『安倍晋三銃撃事件』と『相模原障害者施設殺傷事件』は合わせ鏡になっているのではないか？」
どういうことかというと、
①どちらも、事件の発生によって、ある分野の「裏事情」が一気に噴出するようになった(一方は福祉介護の、もう一方は政治と宗教の裏事情)。
②どちらも、犯人が安倍晋三を意識して事件を起こした(一方は安倍氏を後盾にしようとしており、もう一方は言わずもがな、安倍氏を標的に殺そうとしていた)。
詳細は後日、現在連載中のシリーズ「彼は時代の人だった」で述べていきますが、どちらもやった行為は到底許されるものではありません。しかし皮肉なことに、その事件によって噴出した「裏事情」によって、私達が他人事などとすることなく、真剣に考えなければならないのも事実なのです…。
2023-07-07 23:40:44 +0000