今回は鉄ネタでも、ちと趣向を変えて
台湾鉄路管理局EMU100
英国製なので現地のファンからは「英国婆」と呼ばれている
午前中、目当てだったB757、F100で高雄を往復した僕はその日の午後を台鉄乗り歩きに割いた
地下の台北駅からEMU400(南ア製冷房付き釣り掛け電車!!)で鶯歌、一旦下車し、EMU500(韓国製VVVF制御)で桃園へとやってきた
鶯歌から戻るつもりだったが、この駅は優等列車がことごとく停まらないで、一駅先の桃園まで足を延ばしたのだ
台鉄は料金体系が解り辛いのだが、券売機で日本で言うところの「自由席特急券」相当の切符を買ってホームに戻った(台湾ではホームのことを「月台」という)
新型のEMU1200に乗って見たかったのが、やってきたのは古めかしいスタイルの10両連結の列車だった
なんせ、ドアは手動ドア。これでも特急?という感じで、車内も少々くたびれていた
そして、なにより走り出して驚いた
なんと釣り掛け駆動だったのだ
台湾国鉄の誇る特急列車、その看板列車である自強号が釣り掛け駆動である
もう日本では考えられない
これが十年も前の話じゃなくて、2003年の話しなのである
1M4T(よく考えると凄い)の5両編成が2本繋がって10両
これが「自強号」のパイオニア、EMU100だと知ったのは帰国して調査してからのことだった
どことなく大陸的なデザインのこの電車は2009年に定期運用を離脱したという
現在、動態保存の計画があるらしく、何らかの形で後世に残されてゆくのだろう
2010-05-29 13:40:10 +0000