「私こそが神。この世の楽しみが全てだ…」
そんな大胆な事を吐かした、一人の欲望者(よくぼうしゃ)…それが、メディア独裁女帝・ウィンカーエンプレスだ。
かつては名門・桜岡女子学園の高校2年「天河小夜子」であった。
好奇心旺盛で、学校の新聞部に所属し、ジャーナリストを志している17歳だ。憧れの新聞記者である「金本得三」が駅で自殺したのをきっかけに、靈(れい)の姿を見えるようになってしまう…
そして金本氏が飛び降り自殺した駅で引かれそうになったところを、例によって海原勇気助けられる。
それから数時間後、あの事件のときにあの世の裁判にて、「仏陀が再誕している」という言葉が引っかかってしまい、その仏陀を探しに、「荒井東作」の大宗教・操念会に立ち寄るが、そこから発せられた悪想念に苦しめられたところ、またしても勇気青年に助けられる。
彼に事情を話すが、これが元で口喧嘩になり、そこに居合わせた弟の瞬太少年が病気になってしまい、これを直そうとして、父・一平の病院で見てもらうことにした。
だが、彼女がもう一人の憧れ「木村真理」にあった…そんなときに、一平から連絡が入った。瞬太少年の病気を直したという知らせだった。だが、彼が違法麻薬に指定されてしまった大麻草(タイマソウ)を使って直したことが何者かに知れ渡り、新聞に載せられたことにより、病院は強制閉鎖。父・一平も妻とともに飛び降りて心中してしまい、これが元で小夜子は、神や佛(ほとけ)の存在を嫌悪し始め、たまたまそこにいたダハールという少年と付き合い始め、勇気青年に対して業とよそよそしい態度を取り、彼を嵌め落とした。
そして自分で占領した、「かつて金本得三が務めていた新聞社」を乗っ取り、そこを自分の根城にし、自らを「ウィンカーエンプレス」と名乗り、次々と人々に恐怖を与えた。
そして学校時代の友人たちと祭りにでかけている途中UFOに遭遇しこれを退治するが、これが自分の正体をバラしかけるきっかけを作り、次に荒井東作が起こした震災を自分の力で(神を信じる愛の心)でもって食い止めたが、これによってとうとう自分の正体が完全にバレて、警察署に連行されてしまう。
警察に訳を話した結果、自分の両親を心中させる原因を作った真犯人が、あの有名な爆弾魔のPHANTOM(ファントム)だった事が判明し、すぐさま警察署を抜けるが、そこで荒井に捕まり、東京ドームに連れてこまれるが、この状況下でとうとうココで白状してしまう。
「神や佛なんてものは、愛も欠片も無いただの恩知らずな人間だ。本当に強いものは、私のような、破壊と殺戮を大いに楽しんだ本当のジャーナリストだ!」
この言葉とともに自分の姿を変えた小夜子…
その姿は、なんとも言えない、機械と人間が融合したような悍まし姿だった……………。
これによってドーム中は大混乱!
派手に暴れまわるあの彼女だったが、そのはずみで野球グランドに落ちてしまい、頸(クビ)を折ってしまいそのまま死亡した。
その後あの世の裁判で全てを洗い浚い話した挙げ句、神や佛の存在をペテン師呼ばわりした他、再誕の仏陀である「空野太陽 」のことを「イタコ芸の傑作」とまで呼びまくった為、今度こそ彼女は阿鼻叫喚地獄に落とされてしまう。
程なくしてとある暴走族たちが悪魔的な降霊術によって復活してしまい、事態は元の木阿弥となってしまった。
そして今彼女は、「地獄の悪魔ジャーナリスト・ウィンカーエンプレス」としてファントムに挑戦し、自分の行いが正しいことを証明しようと次々と非情で、非人道的な凶悪犯罪を犯し始めた!
このなんとも言えない残忍な女帝のモチーフは、なんと「特命戦隊ゴーバスターズ」の「ゴーバスターオー」である!
ちなみにこのイラストも、昔描いたもの。
武器は、大きな剣「デビルセイバー」と、巨大な鋏「デモンシザース」。
2023-06-30 11:11:25 +0000