私はそれと分かるほど神経を張り詰めてこれを書いている。明日の朝にはこの村にはいないだろうから。
仕事もなく、くさやの悪臭にまみれた夜戸浦村でこれ以上の苦しみを忍ぶことはできない。
ヴァルキューレを辞し村を離れ、D.U.を離れて過ごすのだ。
私は夢に見る。SRTや村の連中が旨い々々と言って憚らぬその悪臭を放つ肉片を私の口に強引にねじ込み、哄笑する様を。
夢から逃れるため、私は一刻も早くここを出なければいけない。
さっさとケリをつけてしまおう。悪臭とともにドアが音を立てている。押し破られたところで彼奴らは私を見つけられはしない。
……いや、そんな!あの手はなんだ!?そんな!?
2023-06-24 11:23:37 +0000