❦泡茉葛
木本性つる植物。好日性で繁茂力が高い。野生のものは他の木に絡みつくように生えているが、望海郷では蔓棚を用いて栽培されている。葉はハート型で青みがかった暗緑色。花は八重の茉莉花に似ており甘い芳香がある。密集した花が重みから垂れ下がって咲く様を、昇る泡に見立てて名付けられた。
この植物そのものに特別な薬効はないが、他の材料と同時に摂取した際に副作用を起こすことがないため、望海郷では水煙薬の主材料として成分の濃度調整などに用いられている。
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久須利多那:祝園宴さん【illust/107687247】
望海郷【novel/19846438】:静漣【illust/107753356】
2023-06-02 15:41:19 +0000