【終の病】フォルテシモ【第4期】

桜豆カカヲ
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こちらの企画【illust/101528139】の
第4期2体目で参加させていただきます。

※現在※承認済

6/23…メッセージ確認&返信いたしました。


「ありがとう、ありがとう…!!お、面白かった!?
よ、よかっ…た…あ、その!出来たらお気持ちも…
下さい…え、お、お財布毎…そ、そそそんなには
受け取れないよ!ごめんッ!」


「いつか父さんみたいな素敵なパフォーマー
になりたい…な…あ、はい、ボクに何か
御用でしょうか…?え、女性だと思って声をかけた…
あ、大丈夫です、もう慣れてますんで…はい…」


【名前】フォルテシモ
【性別】♂
【年齢】25
【種族】ア●レーヌ(珍しい色)
【所属】水の国
奇病数:【4】
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「ボクのショーを気に入ってくれたなんて…!
い、いったい誰なんだろう…!
名前だけでもいいから知りたいな…」

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6/23…素敵なご縁に感謝いたします♡
ドライフラワーと共に『あの手紙』を送ってくれた
シィリルさん【illust/109046472

「…素敵でした…」
精一杯の顔をあげて、優しい声で、絞り出したような一言。
今思えばそれがボクと彼女との出会いだった。

あちこちでショーをしていると、遠い国の人達から手紙をもらう事もあった。
母さんから手紙は気持ちがこもった何よりの宝物だから大事にしなくてはいけないと
教えられていたボクはひとつひとつ目を通して、全部に返事を書いた。
その中の宛名がない、いい匂いのする手紙に目を奪われた。

「以前貴方のショーを見て、一目惚れしてしまいました。
こんな気持ちは初めてで、いつまでも貴方の歌を聞いていたいと、
そう思いました。力強くて美しい貴方の唄声は唯一無二です。
私もパフォーマンスをする身です。私は歌は歌えませんが、踊りができます。
どうか私を見つけて。そしていつか、貴方さえ良ければ一緒にショーをしたい。
どうか、どうか私を見つけてください。」

手紙の傍には名前の代わりに一輪のドライフラワーが添えられていた。
同業者から、しかもこんなに気持ちの籠った手紙をもらった事なんてなかった
ボクは何度も読み返しながら嬉しさと高鳴る胸を押さえられないでいた。
踊りができるパフォーマーの女性…心当たりがないか妹や行商人さん、
ファンの人にも訪ねたけれども一向に探し当てられず、ショーが終わった後は
あの手紙を読み返して、ドライフラワーを見てはため息をついて途方に暮れる毎日だった。

ある日、妹が運命を見つけてボクら家族に挨拶をしに来た。
彼女が嬉しそうに紹介したグランフェッテさんという女性も、同じパフォーマーだった。
彼女の目を見たその時、ふと脳裏に思い浮かんだのは、ドライフラワーと同じ色をしたcrnkの女の子だった。

記憶と記憶のパズルのピースが一致した瞬間だった。そうだ、あの日、あの時、あの香り、ボクに素敵でしたと声をかけてくれたあの子で間違いない…!
嗚呼、と声をあげてボクは妹を抱きしめた。妹は何かを察してくれたみたいで、優しい声をかけてくれた。

あの日から僕は彼女を探し続けた。探して…探して…やっと見つけた。
もうずっと忘れないように名前を聞いて、彼女の為に作った歌と共に。彼女の為だけのパフォーマンスをー……

「し、シィリルさん…素敵な手紙ありがとう!ずっと…ずっと探していたんだよ…!…ボクもあなたと一緒にいたい…!」


「もう痛みも苦しみも感じない…ボクというショーはこれでおしまいだね…ボクは怖くないからもう泣かないで…見えなくなってもずっと君と子供達の傍にいるから…君に出会えて本当によかった…」

愛してるよ、ボクだけのシィリル


死の祝福によりロストしました。

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関係者様
贔屓の行商人:リリーフレアさん【illust/108162990

「リリーさんこんにちは!今日はどんなアクセサリーがありますか?わあ…どれも本当に綺麗だなあ…うーん、どれにしようかな…いつも迷っちゃうよ」
「リリーさんのアクセサリーを身につけるとね、ショーにも力が入るんだ…!もしかして不思議なお呪いがかかってるのかな?」

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父:シマさん【illust/107203461

「父さんの遠くまで響く力強い声、ボクの目標だし憧れなんだ!母さんに聞いたら全然昔と変わらないんだって…どうしたら
あんな沢山のひとを引き付けられるショーができるんだろう…自信をもってもいいって言われたけど…まだちょっと怖いや」
「父さん見て!練習したら…ボクにもできるようになったよ!」

母:エクレール【illust/107221370

「ちょっと子供ぽいところもあるけど、父さんに聞いたら昔はもっと幼かったんだって…
今はすっかり大人の女性だし、父さんとのショーのコンビネーションはもう最高さ。手紙や日記を書くのは
今でも好きだよ、父さんともそれで出会ったんだ。ポケ助けも続けてるよ、ボクのおばあちゃんが目標なんだって!」

妹:パルさん【 illust/108605016

「パルはボクよりずっと明るくて楽しい事が大好きなんだ。子供っぽいところも昔から変わらないで可愛いと思うし、
きっと近いうちに素敵なパートナーが見つかると思うよ。ところでパル、ボクはずっとこの手紙の主を探してるんだけど
筆跡で心当たりはないかな?うーん…そうかあ…」
「ほら?ボクの言った通りでしょ?おめでとう。いつまでも素敵なレディでいてね」

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2023-05-30 11:20:29 +0000