貴女を想うだけで、退屈に色あせた世界がこんなにも彩られる。あぁ、でもやっぱり。貴女自身が一番鮮やかで眩くて。ずっと見ていたいのに、思わず目を背けてしまいそうだ。——彼は気付かない。彼女の目が最も輝くのは彼を見つめる時、彼の名前を口に出すその瞬間だと。
2023-05-24 03:11:44 +0000