【終の病】フレグリア【第4期】

まぐね
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こちらの企画【illust/101528139】に引き続き参加させていただきます。

7/26 お預かりしたメッセージに返信いたしました。万が一不着の際はお知らせください。

◆名前:フレグリア (種族:マスクー猫♀)
◆年齢:61  大きさ:ふつうサイズ
◆所属:花の国  奇病数:【5】
◆一人称:私  二人称:貴方/貴女/~さん
3期からの続投になります。→3期CS【illust/106868559

供花をメインに様々な花を配り売り歩く旅する♀の猫。自称『花おくりの旅人』
大切に育てられた花は、大切な人に大切な想いを届けてくれる…というのが持論。
死者の旅路に花を添える活動を続ける傍ら、希望があれば花葬儀も執り行う。
それは宗教的なものというよりも、死者と残される者、どちらの心にも寄り添いたいという気持ちの方が大きい。
祈りの想いを花に託し、彼女は今日も花を届ける。

◆家族
父 アオリージュ様【illust/105627292】花の国
「父様のことですから、あちらの世界でも花を育てているのだろうなって。だからもし私が逝くようなときがあっても大丈夫。きっと花に溢れた素敵な世界でしょうから」

母 ミステリカ【illust/106010438】月の国
「母様がどうして花を供える活動を始めたか…最近やっと解ったような気がします。誰かの寂しい心を放ってはおけなかった…そうでしょう?」

弟 リラットくん【illust/107001324】3期CS 花の国
「世界中の誰よりも、貴方の育てた花が一等美しいと私は思うわ。…姉だから?ふふ、これは贔屓目でも同情でもなくってよ」

◆6/17 素敵なご縁をいただきました!
私の旅路も、心も。照らし温めてくれた優しい炎。
月の国 燎 燧様【illust/108763669

それは月暗く、風冷たい日でした。独り、花々を抱えて歩く。そんなよくある夜でもありました。
ふと目にしたどこか温かくも懐かしい明かり。思わず足を止めた店先で、私を招き入れたのはとても優しい魔法使い。
「夜目が効くから明かりは不要だと、今まで思っておりました。いけませんね、明るい道を歩きたいと願っていたはずなのに」
はじめての明かりを選ぶ私に、貴方は沢山の言葉をかけてくださいました。明かりのこと。まだ知らない花のこと。お互いの見つめてきた物語の数々。
貴方と話している時間はあっという間で、だけれども何かが芽吹くには十分な時間でありました。
「不思議な色…見る者を楽しませる温かい火。ありがとう燧さん、大切に灯しますね」
「私からはこの花を。…楽しい時間へのお礼です。宜しければ是非、見えるところへ飾って頂けたら―」
不思議な色の火を灯す、美しい明かりを手に。
店を出る頃にはもう、私の心も身体も温かさで満たされておりました。

それからの私の旅に、明かりは欠かせないものとなりました。
星よりも月よりも明るく照らす貴方の火。眺めているうちに強く安心している自分がいました。
「寂しい心に寄り添う旅であったのに、寂しがっていたのは私なのかもしれない…」
これ以上蝋燭が短くなってほしくなくて、けれども火を消すのは寂しくて。そういえばそろそろ花が散ってしまう頃ではないかしら、新しい花を届けるのを口実に会いに行っても良いかしら…なんて乙女みたいなことを考えながら。
「また、あの方のことを考えてしまったわ」
明かりを見て自然と笑みをこぼす夜が続きました。

再び貴方のもとを訪れると、お渡しした花が大切に飾ってあり、歓びが全身を駆け巡ったことを覚えております。
「素敵な明かりをありがとうございました。おかげさまで安心した夜を過ごせるようになりました」
「不思議なことで、貴方の明かりが私を光ある方へと導いてくれる…そんな気さえしてしまうのです」
また遊びに参ります、と花を一輪。
そしていただくは一本の蝋燭。
明確な言葉なんて無かったけれど「どちらかが欠ける前に訪れる」それが私達の了解となりました。

それから何度貴方のもとを訪れたか。
早く会いに行く為に日持ちのしない花をお渡ししようかと考えてみたり(私の中のエルブの血が許しませんでした)、あと少しで家に着く辺りで大きな火柱が立ち上がり、急いで駆けつけるとバツの悪そうな顔をした貴方が居たり。
旅の中で、次に貴方に会う時にはどんな話をしようかと。考えながら歩く道は常に明るいものでした。
花が散ることを待たずとも会いに行って良いのだと、今思うとどうしてそう意地を張っていたのでしょう。共に惹かれ合っていることはとうに分かっていましたのにね。

貴方と結ばれて、共に過ごす穏やかな日々は幸せそのものでした。
段々と力が失われていって、貴方の手添えが無ければ歩けなくもなって。
それでも、貴方の温もりを感じることができる日々は幸福でした。
「沢山、おくって来ましたから。今度は私の番、それだけです」
もうほとんどの感覚がないけれど、貴方が一番近くで見送ってくれるのならば大丈夫。それにここには花も、貴方の炎もある。
「燧さん、お願いが、あります。私の最後…、花だけじゃなくて、貴方の炎を。どうか貴方の温もりでおくって…」
「そして…この種を、家の近くに。身体は散っても、心は貴方の傍で、永遠に咲き続けましょう」
どうか、残された貴方が寂しくありませんように。
貴方の優しさに付け込んでしまったことを申し訳なく思いつつ。幸せな最後を迎えられることに感謝して。
永遠の愛を、貴方に。

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「夢を、見ていたような気がします」
暗い暗い道を歩いて、遠くに見えた光と花の香りに誘われて。その先に手を伸ばす夢。
「貴方が、引き留めてくださったのでしょう」
私の手をとって微笑む貴方。置いてけぼり後の子供のようなその笑顔に、何よりも愛しさが溢れました。
「私はまだ、こちらですべきことがあるみたいです」
貴方を抱きしめて。久しぶりに貴方の体温と心音をはっきりと感じることができました。
「愛しております、燧さん」
「これからもずっと、貴方のお傍に」


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影となった父 アオリージュ様【illust/110791389
「寂しくかったと言えば嘘になりますが、今は花々も、温めてくれる炎もありますから。私はもう大丈夫。だから安心なされて」
「ありがとう父様。私は燧さんと生きていきます。そしていつか…いつかそちらへ行ったときは、共に花を育てましょうね」

◆申請について
所属国や性別、年齢問わず、シリアスでもほのぼのでも、相性重視でご縁を結ぶことができたらなと考えております。
メッセージのやり取りは即日~3日程お時間をいただき、また、深夜の返信が多くなると思いますのでご了承ください。

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2023-05-22 14:44:11 +0000