◆流星雨とピルグリム【illust/106241074】様 参加させて頂きます。
◆ID末尾4=霧の世界
◆主催様確認頂きました。ありがとうございます
「怪我したの?じゃあ、これどうぞ。」
「この羽根?生まれた時からこうだよ。」
「あの崖、珍しい薬草が生えてるんだって。いってみようかな。」
◇フィン
15歳/♀/50cm/霧の世界
一人称:私/二人称:貴方、君
◇とある研究者が作った最後のホムンクルス。
彼女が繭から目覚めた時には既に研究者も
沢山いた同型の姉妹達も寿命を終えており、
「自由に生きなさい、最後の子」
とだけ書かれた手紙だけが誰もいない家に
遺されていた。
ある虫の特徴を再現したホムンクルス。
羽根が生まれつきやや歪であまり長くは飛べない。
鱗粉に沈静の作用がある。
今は1人旅をしながら植物から作った薬を売って
生活している。
好奇心旺盛であまり物事に動じない性格。
戦闘能力などはほぼ皆無だがやたら行動的。
旅生活が長いせいかどこででも寝る。
◆補足:次世代の残し方
彼女らの作る特殊な繭に相手の血液など生体情報にあたるものを与える事で相手の要素を反映した次世代を生み出す事も出来ると記録されている。
◆共存関係:(5/15)素敵なご縁を結んでいただきました!
霧の世界/ロニーさん【illust/107735288】
「あなたがトリウィアの猟犬さん?頼みたい事があるのだけれど。」
珍しい薬草のある場所を見つけたのだけれど、これがまあ高い崖の上。
自力でよじ登るのは流石に無理がある。
どうしようかと頭を悩ませている時に【トリウィアの猟犬】の噂を聞いたのだ。
深い夜の様な黒い毛並みの彼女、ヴェロニカはすこし考えた後、同行の依頼を受けてくれた。
「うん。薬を作って売ってるんだ。その為に薬草を採りに行きたくて。」
「ヴェロニカさんもホムンクルスなんだ。きょうだいもいるの?私もだよ。会ったことはないけど。」
私の歪な羽根では飛び越えられない断崖も、彼女の背に乗せてもらって飛び越える。
夕焼けが辺りを染める頃には目的地に着いていた。
「ありがとう、ヴェロニカさん。これでまた薬が作れるよ。」
よかったわねと笑う彼女の青い目に夕焼けの色が映り込んで、なんだか何処かで見た宝石みたいだなと思った。
その後も、1人で行くのが難しいであろう薬草ポイントを見つけるたびに彼女に同行の依頼をした。
彼女は、こんな所大丈夫かしらと心配はするものの最終的には毎回依頼を受けてくれる。
まあ、実際偶に霧の森で迷って遭難しかけたり、渡る吊り橋が後ろから崩れてくるみたいな事もあったりはしたけど...。
今回も暗くなるまでに下山出来なかったのでキャンプ確定なのだけれど、この前の時よりはマシだと思う。
「うーん、思うに珍しく薬草っていうのはヒトの手があまり加わってない所にあるんじゃないかな...。」
「だから、私が毎回危険な場所を選んでる訳では無いというか…結果的にそうなってるというか...。」
「結果的にそうなっててもあなたと一緒なら大丈夫だし...。」
起こした火をつつきながら言い訳を並べる私を見て、はいはい、分かったわ。明るくなったら山を降りましょうね。とヴェロニカが隣に座る。
火を囲みながら思う。
ヴェロニカと居るとなんだか安心するし、楽しい。
まあ、向こうは連れ回されて大変かもだけど...。
生まれた時から1人だったから、寂しいってあんまり思った事はない。
でも、家族がいるってこんな感じなのかな。
「えっと…あのさ、ヴェロニカ。」
なあに。と青い目がこちらを見る。
彼女ともっと色々な物を見たい。
「山を降りたら一緒に旅をしない?」
◆関係について
性別や種族問わず良きご縁が結べたら嬉しいなあと思います。
ありがたくもメッセージを頂きました場合は即日~2日の返信を心がけておりますが、
それ以上経っても返答の無い場合、不着の場合がございますのでお手数ですが再送して頂けましたら幸いです。
2023-05-10 16:02:22 +0000