スクラッチでゲームをつくると書いた。
また、ナムコ社の黎明期こそゲームとも書いた。
パックマンも無視できない存在だったが、
たとえば、画面をぐるりとスプライトが回るとしよう。
その次は、と考えることがあったが、
迷路をつくるよりも、スプライトに対して
壁をつくっていけば、考えやすいかもしれない。
つまり、壁なし状態は、スプライトにとって
自由であり、そこにレンガを置いていく。
レンガの数を増やせば、迷路のようになるはずだろう。
スプライトにゲーム性を与えることで、ゲーム性が
高まるということかもしれない。
"スタンハンセンの欠落感、喪失感 "
動画を見ようとすると、勝手に候補があがってくる。
人工知能時代のはじまりだ。
ハンセンとジャイアントの試合のようだが、
考えてみれば、この試合を見ていない。
裏番組は太陽にほえろだったし、
かつてテレビは一家に一台が常識だったのである。
チャンネル争いで殺人になったと確か読んだこともあった。
そこまで激しくないにしても、おそらく
何かの理由で見ていないし、ハンセンはその後、
馬場ひきいる全日本へ移籍。ザ・ファンクス戦に乱入するという
非常にインパクトあるというか、ほとんど放送事故的にデビューした。
しかし、最初は肖像権の問題があったのだろう。
ブロディの試合がフューチャーされ、移籍直後のスタンの試合も
わたしの記憶にはない。このあたりは、懐かしらぼさんが
詳しいはずである。
ここでは、ハンセンという非常にシンプルな選手を
新日本は失ったといいたい。子供ごころに
ハンセンをずっと見ていたかったのである。
ホーガンもギャラが高騰したか、いつしか
来日しなくなったし、来日しなくなったかと思えば、
メガネスーパーだった。アポロはもっと
ホーガンらについて語るべきではなかろうか。
この形式は、田尾安志氏の例が非常にわかりやすい。
田尾氏は、ドラゴンズ優勝後、突然トレード。
玄米メシで有名な広岡ライオンズへ移籍したわけだが、
少年ファンにトラウマになっただろう。
明確な説明もされず、物事がすぎていくとトラウマになってしまう。
佐山が突然引退し、スーパー・タイガーとして復帰したから
よかったが、これらモヤモヤが数十年も経過するのだ。
動画の視聴者は50才男性である。
こういったひとつひとつの謎を自身で解説するから
動画ははねるのである。船木誠勝がヒクソン戦について
赤裸々と語るからそこにカタルシスが発生するだろう。
例えば、ヒクソン戦の前に別の柔術の選手と、シャムロックと
練習したが、きめられてしまったとか真実が語られる。
それが動画の意味であり、コンピューターの意味なのだ。
ハンセンについていえば、日本語テロップ入りで、
ハンセンが全日本移籍や、ブロディの死について語れば、
はねる動画になるはずである。ついでに
英語教室をやったり、プロレスの隠語を解説したり、
手料理を動画にしたりすれば、たしか妻は日本人だったと思うが、
50才男子は見るにちがいない。結局、家族を持たないから、
感情移入した人物とともに年をとりたいのである。
そういったことがむつかしい時代になってきている。
ラブコメとはなにか
わたしは今年52のはずである。
ラブコメというと高橋留美子だが、らんまなど
読んでなかった。どういった場面をラブコメディーというのだろう。
同棲時代みたなものだろうか。
同棲して、着替えるとき勃起しており、
彼女に見られ、彼女から殴られるみたいなマンガだろう。
それは広義にギャグマンガである、マンガはそもそも
わらうものだから、あまり逸脱していない。
高校時代、実は野球をしていたが、
クラスメイトと3年つきあい、ラブコメを演じるという
小説はどうだろう。
タイトルは仮題で「3年間」という仮題。
基礎会話は、
「今日、野球で失敗しちゃってさ」
「失敗?」
「トンネルしちゃったんだ。
ま、二軍戦だったけど」
「練習しなきゃダメよ。
練習してあげようか。
それとも外野に転向すればいいじゃない。
足も遅くないんだし・・・」
と、主人公よりも野球に詳しい彼女という設定。
彼女の父は、もとプロ野球選手という設定。
妻は、民放のアナウンサーだった。
漫画原作「三年間」(仮題) 原作あだちれい
あらすじ わたしは野球部。クラスメイトとつきあう。
彼女の父は、元野球選手で、彼女はわたしより
野球に詳しかった。
「おつかれ」
「なんだ。いたんだ。」
「いたんだは、ないっしょ」
学校から地下鉄の駅まではしばらくある。
その途中にパン屋があり、生徒は朝たちより、
昼食のパンを買うのだが、元記(もとき)は
家に帰らず、パン屋に座っていたのだ。
「待ってたのよ。練習おわるの」
「ずいぶん待ったことだろうよ。
放課後、なにもしなかったのかい?」
「ここで英語の翻訳してたわ。
おばさん、かまわないって」
パン屋のおばさんは親切だった。
売れ残りそうになるとディスカウントしてくれるのだ。
「イエロー・サブマリン、安くするけどどう?」
「なんすか。パンの名前とは思えんよ」
「卵パンなの」
卵はきらいでなかったので、元木の分も買った。
放課後から待っていただろうから、腹がへっていると思ったからである。
「ねえ。食べない?
歩きながら食べていい?」
「ええけど、地下鉄の駅まで
待てないかい?」
「あそこ、暗いやん。
明るいところで食べたいねん」
そう言うと、元木は歩きながらイエロー・サブマリンを
ほうばりはじめた。
「今日は野球のこと聞かないんだな」
「うん」
元木は野球どころか、イエロー・サブマリンを食べるのに
夢中だったのである。(つづく)
2023-05-10 04:08:13 +0000