■イデア連合軍は統一された軍隊ではあるが未だ統合が進んでいない部分もある。機動兵器とて例外ではなく時折量産機の種類の多さが問題として指摘されている。機種を必要に応じさらに絞って統合される必要があるのはもちろんなのだが侵略軍との戦いは待ってはくれない。そこで既存の機体を生かして強化するプランが各種立てられた。本機もその一つで主に民間義勇軍の技術者が協力して作られた汎用型ユニットである。基本原理はテルナーク機関illust/10002250に近いものだが作動方法が異なっている。とはいえ同機関を扱いなれた者なら違和感なく運用が可能になっている。本ユニットは機動兵器の機動性そのものとエネルギー防御を同時に行うもので取り付けられる機体を選ばないのが特徴。なお補助的に小型ロケットモーターが背面に取り付けられているが当初のプランでは搭載の予定はなかった。使い慣れた反動推進ロケットに対する現場の信頼もあったため連合軍側がその内蔵を提案したのだが、開発スタッフの一人の科学者はこれを厳しく批判した
ため怒りを買い一時はプランそのものの続行が難しくなった。結局補助的に装備
するということでこの件は収まったが、後で件の科学者は身内から「理屈はわかるのだけど、もうちょっと言い方というものがあるでしょう。ましてや相手は大人なんですよ?」とたしなめられたそうである。■イデア軍量産機の強化パーツを描いてみました。細部その他の変更等は構いません。自由に使ってください。図の機体は過去に採用されなかった試作機をテスト用に使用したという感じです。
2010-05-21 16:00:22 +0000