占星術師の宇宙論~魔法と科学が打ち消し合う世界なのに?魔法と科学で解決しようと試みる少年少女の謎解き話~
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魔法と科学、どちらか片方に信仰が偏ると片方が打ち消されてしまう世界で、どちらの信仰も否定したくない少年少女たちが、それをどうやって阻止しようかと試行錯誤して宇宙論(コズモロギア)の謎に迫っていくお話です。
大森林とスチームパンクな世界観。
性別の決められないプラトニックな初恋なんかもあるヨ!
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【あらすじ】
[アストロロゴス×コズモロギア]
占星術師のアズは優柔不断な14歳のバブロニアン。5歳で自分の性別を決めるはずが、未だにどちらにしようか定められない。
透明になる魔法の得意なマリア=エリー=レラは女の子。
何十メートルと跳躍できる魔法の得意なハリは男の子。
この3人はいつも一緒の大親友。
ある朝、アズは2人の友達をつれて、北にある機械の街へ出かけることになる。
晴れて占星術師となるアズが、占星術で使うアストロラーベを買いに行くためであったが、自然と魔法を司るジノヴィオスを信仰している彼らは、頭脳と科学を司るオデッセフスを信仰している機械の街が大嫌い。
何故ってそれは、オデッセフス信者は賢いあまり、科学を知らぬジノヴィオス信者を小馬鹿にしているからだ。
遠い先に見えてくる街は空が灰色。スチームで空気は汚れ、煙突と歯車だらけの汚い鉄の街は、自然の民である彼らの目には最悪に映る。
気分は憂鬱。
早く用事を済ませて帰りたい。
けれどすでに星の導きは始まっており、彼らは知らぬ間にその道を進んでいたのだ。
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カクヨムさんで配信中ー。
https://kakuyomu.jp/works/16817330656603773862
2023-05-06 11:24:40 +0000