途中で計画中止になった、幻の偵察機です。
↓に今回描くにあたって調べたことを載せておくので、興味のある方は見ていってください。
十七試陸上偵察機 試製 暁雲 (R1Y1)
計画値
設計 ・海軍航空技術廠
社内名・Y-30
乗員 ・3名
発動機・三菱・空冷式/複列/星形/18気筒・
ハ42-31・2500hp/2800rpm
速力 ・高度8000mで687km/h
航続距離・高度4000m/巡航速度436km/hで7410km
例によって過酷な、海軍の要求性能を達成すべく、三菱製/水冷式/H型/24気筒/2500~3000hpを2基連結し、胴体内部に装備する予定でしたが(後の景雲と同等)、視界問題などから、陸上爆撃機・銀河をベースにハ42-31を搭載する案に変更して計画されていました。
しかし、戦局が不利になり、更に苛烈を極める性能が叫ばれ(高度1万mで740km/hなど)、計画70%の所で打ち切られました。
本機の後、極めて厳しい要求に応えるため、十八試陸上偵察機 試製《景雲》へと計画が移ってゆきます。
暁雲の搭載するエンジンは、四式重爆撃機《飛龍》搭載 ハ42-11の、一速二段過給機装備・性能向上型です。
今回は、もしも計画中止にならず、終戦までに完成していたら…というIFで描いてみました。
終戦までに完成させるため、試作段階だった[ハ42-31]ではなく、既に四式重爆に搭載されていた[ハ42-11]を装備した機体…という設定で描きました。↓両エンジンのスペック
名前 エンジン出力 搭載時計画速度(推定)
[ハ42-11]1900hp/2450rpm[6000mで650km/h]
[ハ42-31]2500hp/2800rpm[8000mで687km/h]
長 い !!!調べたことを全部書きたかったんだ……許してください。最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
2023-04-20 14:30:06 +0000