50分とない尺で起承転結が丁寧に描かれた名作。
ヒーローとしてのかっこよさはもちろんのこと、宏と博士に垣間見える家族愛。
そばに居て励ましてくれる祖父と道場の仲間たち。
そしてそんな人々を守る仮面ライダーZO。
立ちはだかるは究極を目の前にしたネオ生命体。
しかし、その目的は世界征服や人類の破壊ではなく、究極として生まれたかっただけとも考察できまいか。
パパやお兄ちゃんと呼ぶその少年とも思えるの声、ドラスは彼のコマに過ぎず、"生み出されてしまった"者たちの悲しい闘いが描写されていたように思える。
"仮面ライダー"の何たるかを語る上で紹介したい作品。
怒りによって体から光を放ち、変わる姿は緑の大地の戦士。
2023-04-17 11:52:41 +0000