きよせただひろのサウンドストリート第13夜

きよせただひろ&布施匡平

へい、まいどぅ。
 きよせただひろのサウンドストリート、第13夜でございます。今宵もしばしお付き合いのほどを。本編&バックナンバーは以下のURLからどぞー。

インタールード 「パープル・レイン」総集編(前半)
novel/19627884
第13話「アイム・ノット・イン・ラヴ」
novel/19653622
第12話「キャスタリア」
novel/19439038
第11話「タトゥー・ダンサー」
novel/19356244
※スペース確保のため、第1話~第9話のURLは割愛させていただきました。

 今回は第1部隊のメンバー、機関銃のブレンです。いかにも堅物の軍人然とした雰囲気で…、というくらいで、うむう、実銃にイマイチ思い入れが無いので、これといった雑談が広がらないのが残念。とはいえ、作中では随分とセリフが多いほうですので、それなりに描いてて楽しかったかな。
 あ、コスチュームはMOD前のヤツです。ブレンはMOD化するのが遅かったので(この辺はゲームやってないと分からないハズ)。

 サブタイトル「I'm Not in Love」はイギリスのバンド「10cc」が1975年に発表したナンバー。「僕は恋なんかしてないんだからね」と強がる男性の、言い訳がましい恋心を歌い上げた名曲です。歌詞の内容と、雨の中にいるかのような(個人的感想)メロディとアレンジが、AUGと一つ傘の下で歩く兵内の素直になれない様子があまりにはまり過ぎたので、第13話のサブタイトルとしました。
 実は今回、サウンドストリートを書くに当たって、あらためて「I'm Not in Love」について調べていて、1975年発表と知って驚きました。きよせがこの曲をよく耳にしていたのは、確か中学辺りからだったので、てっきり80年代のナンバーだと思ってました。コレ聴くたびに、片思いの女の子のことを考えては、切ない気持ちになっておりました。

 第13話の冒頭は、ちょいとばかりラブロマンス風の味付けをしました。
 過去に書いた(完結させた)作品って、小説、マンガ問わず意外と多いんですよね、ラブストーリー。高校の文芸部時代も、メインはSFやファンタジーだったんですが、世界設定はディストピア系SFだけど実は恋愛小説だったり、とか。そんなのが幾つかありましたね。
 昨年のクリスマスに掲載した「NANCY」もファンタジー風ラブストーリーですし、「NANCY」執筆の後に某出版社新人賞に応募した小説作品も、校舎に棲みつく精霊と3人の男女の恋愛模様を描いておりました。
 2003年に冬コミで発表したガンダム小説は、試作型ガンダムをめぐるサスペンスアクション、ではありましたが、主人公は幼い頃に死に別れた義妹への近親相姦的な恋慕にさいなまれ、義妹と瓜二つのニュータイプの少女(実は連邦軍が接収した量産型プル)と会ったことで罪悪感を抱き始め…、というのが裏テーマとして初めから終わりまでストーリーに絡んでました。
 なんかね、憧れてるんでしょうね。そういうものに。これといって浮いた話がない人生でしたし、逆に現実でそういう体験が無い分、映画みたいな恋愛劇を恥ずかしげも無く書けるんじゃないでしょうか。多分。
 でもって、後半はおもいっきり陰謀渦巻く展開に。ここの部分、この作品を書いてて気持ちよくなっちゃったエピソードの一つでもあります。予想外の敵の出現と、普段はぐうたらサラリーマンの兵内が、実は結構腹黒い部分を持っていて、それを武器にしていく辺りがゾクゾクしてきちゃう。
 この兵内というオトコ、書き始める時に「熱血」とか「正義感」とは無縁のキャラクターにしたいとかんがえていました。言い方は悪いのですが、なに考えてるか分かんない、読者が若干不安になるような人物にしたかったんです。いいかげんで不真面目な仮面をかぶってはいるが、実は策士、という設定ですので、ここからが彼の本領発揮。乞うご期待(←相変わらず自画自賛)

#Girls' Frontline#Dollflo#fan fiction#promo#scribble#ブレン(ドールズフロントライン)

2023-04-09 09:04:21 +0000