今回は、人類の味方となった「化け猫のヒナタ(illust/106250041)」が、エクステラの内部にて、アグレッサー「プレイヤー」が操る、戦車を巨大化したような姿の移動要塞に乗り込み、その敵と交戦している場面を描いてみました。彼は、移動要塞の攻撃を容易く回避し、それを操っていると思われる敵を倒しますが、その敵は無数にいた内の一部だったため、移動要塞の陥落には至っていません。
この作品は、Blender及び、RadeonProRenderを使用して制作しました。
今回のご出演は・・・
プレイヤー(illust/99809884)
スカイフィッシュ(illust/100950764)
Stealth Cat・輝(illust/105308995)
猫組の者や機体については、こちら(illust/104028515 & illust/104389512)をご確認ください。
ヒナタ「私の活動拠点となる前線基地を設置したが、やはり敵が多い。」
ヒナタ「ただ、多くのアグレッサーは私を仲間と思い込んでいるのか、あまり攻撃を仕掛けてこないようだ。」
確かに、彼自身も、彼の機体も、かつては人類の敵だった。一部の敵は、彼が人類によって奪還され、味方に戻ったことに気が付いていないようだ。
ヒナタ「大型の敵機に遭遇・・・戦車型か?」
ヒナタ「いや、あれは戦車という大きさでは無い。強いて言えば・・・移動要塞か?」
彼は、襲撃してきた敵を倒しつつ、エクステラの迎撃砲台付近へと進んでいくが、そこに待ち構えていたのは「プレイヤー」と呼ばれるアグレッサーが操る、戦車を巨大化したような姿の移動要塞だった。
移動要塞の攻撃は極めて強力であり、その攻撃を受ければ彼は一撃で倒されてしまうが、彼の機体は小型で、素早さが高いため、移動要塞が放つ大振りの攻撃は当たらない。移動要塞からの攻撃を回避し、そこにに乗り込む彼だが、プレイヤーは突如奇策に出た。移動要塞に乗り込まれては勝ち目が無いと思ったのか、その敵は、アグレッサー「スカイフィッシュ」を召喚し、合体して彼の機体に突撃を仕掛けてきた。しかも、その敵は、彼の機体を乗っ取ろうとしていた。
ヒナタ「機体が安定しない・・・私の機体を乗っ取ろうとしているのか?」
ヒナタ「何とか1体倒したが・・・敵、多数出現!!」
ヒナタ「移動要塞を操っている敵は、1体だけでは無かったのか・・・?」
敵は1体だけでは無かった。彼は、移動要塞の砲撃を受けない場所から攻撃を仕掛けているが、多数の敵に包囲されてしまった。しかし、彼はまだ大技を残していた。
ヒナタ「敵が大群攻めなら、例の大技を放つしか勝ち目は無いな・・・。」
ヒナタ「こいつらを倒せば、少しは移動要塞を弱体化できるかもしれない・・・。」
ヒナタ「しかし、私は今1人だけだ。これは危険だが、今はこれしか無いようだ。」
ヒナタ「・・・エクステラ・カース!!」
これは、彼が得意とする、敵を味方に変える技である。この技の成功率は低いが、完全成功でなかった場合でも、敵を暴走させることがある。この技は、かつては聖女が使用する「エクステラ・グレイス」の敵版だったためこの名があるが、彼が人類の味方となった今では、「エクステラの呪い」では無く、「エクステラへの呪い」となっている。彼は、その技の効果で敵を混乱させ、ある程度は撃破したが、その直後、敵は移動要塞ごと撤退していった。
ヒナタ「全勢力、全部隊の者に告ぐ。移動要塞は1体だけだったが、プレイヤーは1体だけとは限らない。もちろん移動要塞ごとの撃破は困難だ。交戦する際はその点に注意しなければならないようだ。」
この情報は、人類側がエクステラを制圧するために重要なものである。彼は、ただ敵と戦うだけで無く、後続の部隊が有利に戦うことを可能とするため、情報収集も行っているのである。
2023-03-21 14:56:45 +0000