ダドリー・マグダネルフォード Dudley McDonnellford
「貴殿の目は節穴ですな。」
「ハッハッハ!! 失敗なぞ、いくらでもしてよいものでしょう!
この人生においてそのような躓きは些事でしかありませんぞ!」
「この程度の事に執着しているようでは、まだまだですな。」
「……全ては道具に過ぎません。 精霊も、幻獣も、貴殿も、吾輩も。」
性別:男性
年齢:37歳
種族:人間(始祖に妖精の小人「ドヴェルグ」)
慎重:167cm+ヒール
口調: 一人称/吾輩 二人称/貴公、貴様、貴殿 三人称/○○殿
「~ですな、」「~~でいらっしゃる」等。
■人物
古き技術を現在まで継ぐ名家「マグダネルフォード」、その現当主。爵位は「侯爵」。
……だが、一般人にとっては国境を跨いで商売する「マグダネルフォード商会」の方が有名であろう。
「日用品から戦争兵器まで」、「万人に技術の恩恵を」がモットーであり、魔道具の普及を「啓蒙」と称して精力的に行っている。
性格は豪放磊落、大胆不敵。悪く言えば傍若無人。
魔術工学の技術継承以外の事はどうでもよい。
悩みといえば「平均より小さい」事。ハイヒールなんてものを履くぐらいには気にしている。
それを揶揄すれば「生まれ持った肉体程度で悦に入れるとは、貴殿の人生は随分空虚なのですな」と皮肉を言われるだろう。
アラディア院で研究を行っていた時期もあり、また研鑽の為に「ヘヴン」と呼ばれた山嶺を踏破した事がある。
王位継承戦においては中立を保ち、技術の研鑽に注力していた。
聖夏祭の惨禍においては、悪魔や狂化魔獣などのサンプルを収集しつつも王都防衛に参加。
「技術を持つものの責務を果たしたまでです、当然でしょう?」
■ゼラルディアでの経歴
祖先は、「北の地にある神話の、武具を造る小人」とされる。
一族はよりよい素材や環境を求めて放浪しつづけ、各地に散らばっていった。
マグダネルフォード家はそのうちのひとつである。
ゼラルディア建国以前からリギア大陸に暮らし、居住地域周辺の社会基盤を握り、成り上がった。
領地運営に興味がなく、前述した独自の商会を設立。
一族が請け負うオーダーメイドはもちろん、一族のものを責任者として各地に工場を建て、量産品も作る。
素材~加工組み立て、卸しまで行う。 つまり、製造も商社業もやっている。
彼ら独自の物流・情報網を持ち、ゼラルディアへの帰属意識は薄い方だ。あなた商人ですよね?
また、技術と共に魔術の刻印技法にも長けた「魔術師の家系」でもある。
その家系の古さと蓄えた知識、神話より伝える技術もあってか、かつて《青天十三杖》に属していた時代もあった。
しかし、当時の貴族としては目に余る一族の活動――『市民たちへの、反乱の武器になりうる魔道具の供与』、『異端ともいえる血統軽視』、そして、『徹底的な、技術継承至上主義』。
以上のような事情から、当時の十三杖の「茶会」にて糾弾される。
「血統などという個人に依存する者はどうでもよい」、「大いなる力を伴う『技術』を管理、研鑽するのは責務を背負える我々の役目」
……などとと反論し、議会から堂々退場した。
■《破壊の魔杖》ヴァナルガンド
現当主ダドリー自らが作り上げた杖。
魔力の伝導率と増幅率に長けており、マニュアルさえ読めば「誰でも」扱える。
量産品の杖はかなり性能が抑えられているが、それでも殺傷力を持ち、非常に脅威。
魔力を装填し、より鋭い形に変換させ、射出する機能を持つ。攻撃魔術の威力を高める。
「これが銃にしか見えないと? ハハハハ。貴公の目は節穴ですな。」
■マグダネルフォード家について
「魔術式の刻印」「霊脈察知」「妖霊操術」に長けている。(素質や血統ではなく、教育と訓練の賜物である。)
人間種であるが、神話の時代、神々の求める武具を造り上げた精霊「小人ドヴェルグ」を祖とする。
技術は磨かれ続け、魔剣や精霊の器すら作り上げる技法を今にも伝えている。
なにより特徴的なのは、その徹底した「技術継承至上主義」。
一族から当主に選ばれる条件はただひとつ。
「優れた技術、教養を持つ事」、そして「傑作を作り上げる事」。
彼らは口を揃えてこう言う――「血統とやらは、技術よりも貴いものか?」と。
魔道具の普及と市民の生活向上を願っているが、
同時に「技術とは責任あるものが所有すべき」と考えている。
彼らの啓蒙は一方的である――
彼らはその手で自ら民に飢えをふせぐ糧を与えるが、手を掴んで高みへ引っ張り上げる事はない。
ノート・ヴェインティコ(https://www.pixiv.net/user/59595465/series/180713)の母スザンナは、この家の分家の遠い親戚である。
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相談なしでOK:友人、雇い主、お得意様、知人、嫌ってるなどの設定
〃 NG:恋愛、親戚設定、戦闘をしかける、危害を加える描写
2023-02-25 07:21:50 +0000