本名、石川左衛門尉狗郎能景。
乗機:ネヴィラジョーカー
シヴィル・ロウを支える貴族の中でも、暗殺や密偵、隠密などの
影の任務を代々になってきた裏の家系の末裔。
血族を連ねる過程で、優れた才を取り入れ、
影技を継承し続けて忍びの技を研ぎ澄ませてきた。
狗郎もまた、代々の継承者達に恥じることなき
隠密のエキスパートとしての技能と才能とを備えている。
天才の声望がもはや伝説となっている初代の
再来かと称されるほどの天稟に恵まれたこともあり、
やや気障で態度が大きいきらいがあるが、
自らの責務に殉ずる覚悟は揺るぎない。
その任務の性質ゆえか、人前に姿を見せることは滅多になく、
公の場でも声しか聞いたことがないものがほとんど。
謎めいた物腰も相まって正体不明の謎の人物となっている。
その実態は、対人恐怖症と女装趣味を抱えた小心な少年である。
日常的に女性の姿で生活し、任務においても
女性用ボディハーネスを着用しているが、
その姿を見たものはほとんどいないが、
対面で会話すれば、自分に自信がない
気弱な素顔に触れることもできるだろう。
幼少の頃からの抗えぬ性が、人目を徹底的にかわす
隠密の業を磨く原動力ともなり、発現したリベレーションもまた
その性質を如実に反映したものとなった。
リベレーション「バイタルレーダー」
五感では探知しきれぬ遮蔽物越しの状況を知覚する。
意識のリソースをどの程度傾けるかで
範囲と精度は調整できるが、最大でも半径300m程度。
肌で気配を受信する性質上、肌を晒せば晒すほどに
その効果は高まるが、言うまでもなく無防備になっていくため
(社会的な意味も含めて)リスクは高まっていく。
2023-02-03 22:14:13 +0000