【ミル祝】永久の楽園・アルビオン【補足】

長月りう
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自家系にまつわるキャラクターの補足です。

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生み出した人工生命【illust/101108008
奇跡によって生まれたその子供【illust/102409259
自らの命を懸命に生きる孫【illust/104711335

魔法使いとしての生き方を教えた最愛の孫【illust/102935308
新しい楽園の風【illust/104546661
新しい楽園の翼【illust/104863729

弟……?【illust/104754744

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魔女は、長い時を生きたが、光輪を背負って生まれた孫が8年生きた頃に死んだ。

魔女には3人の子供がいた。1人は国の外へ出ていった。1人は早くに病で死んでしまった。そして、最後の1人が王位を継いだ。

魔女が1番愛したのは、病で失った愛娘だったという。

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ある老魔女の言葉
「大いなる魔女様は、姫様を本当に可愛がっておられました。自分の2つ目の名前を与えるほどに……。20も生きる前に亡くなってしまったと記憶しております」

「…………まだ話さなければ駄目ですか。この老婆の言葉が真の言葉かどうかは………………まあよいでしょう。800年程前の話でしょうかね。魔女様が、1人の少女を連れてお忍びで城下町を歩かれたことがありました。その少女は、アルビオン蝶に寄生されておりましたが、とても愛らしい方でした。どこか、姫様に……アルカナム様によく似ていたような気もします」

ある老魔術師の言葉
「アルビオン蝶か。この国にしかいないはずの蝶じゃ。ワシが研究しておる。この蝶のすごいところはなあ、浄化の蝶であることじゃ。アルビオン蝶の鱗粉は、穢れを浄化する力がある…………とされておる。まあ、たかが一匹からとれる鱗粉は僅かじゃし、アルビオン蝶はこの国にしかいないとはいえ国内でもあまり繁殖しておらんからな。ワシが調べたんじゃ、大いなる魔女様に命じられてなあ」

「アルビオン蝶はごく稀に人間に寄生する。魔力を持つ者であれば全ての人間が該当するわい。……そういえば、先日やってきた旅人も寄生されておったが、どうしてアルビオン蝶に寄生されたんじゃろうか」

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わかりやすいアルビオンの歴史・3巻より

1100年前、第5王女、イオン=アルカナムが即位。女王となる。
王配との間に3人のお子が生まれる。

なお、前王の息子・息女たちの中で、正妃との間に生まれたのは、第5王女、第9王子のみであり、残るは2人の側妃との間に生まれた者である。
前王の子供は、総勢16人にも及んだ。第5王女以外の子供たちは光輪を持たずに生まれたため、それぞれが家を起こし、貴族として生活することを王より許された。

王命によりアルビオンの貴族は14家となった。

↑なんで16人いるのに14家しかないんだよ
(誰が書いたか不明のメモが残されている)

↑本に落書きはお止めなさい
(付箋が貼られている)

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イオン女王の子供のうち、第2王子が光輪を持って生まれたため、王位継承者となった。
第1王女・アルカナム様は、生まれつき体が弱く、虚弱な魔女であったが、女王の寵愛を受けた子であった。
第2王子・セイド様はとても優秀な幻覚魔法を操る魔法使いであった。現国王である。

↑今はメミニ様じゃん?
↑発行年を見ろよ(笑)

第3王子・◼️◼️◼️様については多く語られていない。なぜなら、国に残された歴史書にも名前が残されていないからだ。彼は、国の外へ旅立ったとされている。

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1050年前、アルビオンを未曾有の大寒波が襲った。
アルカナム王女は、この寒波に耐えられず、崩御されたという。
女王は深く悲しみ、1年にも及ぶ喪に服したとされている。

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800年前、女王は王命として「生命魔法による新たな人工生命を産み出すことを禁じる」という令を出した。
生命魔法を用いて人工生命を産み出すためには、魔法者の細胞の一部を使用するため、倫理的に問題があるとのことである。
また、アルビオン蝶の研究を推進。
アルビオン蝶の鱗粉に穢れを浄化する作用があることがわかり、それを利用した世界浄化システムを国家をあげて研究する方針が進められた。それにより生まれたものが、機械人形【アルビオン】である。

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#【ミル祝】補足#蜻蛉家

2023-01-28 13:57:23 +0000