【星の雫】ゼルカラム【教師】

12月に戻って来ます
Preview Images1/42/43/44/4

04/04:学生時代、魔法道具の補足追加。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

illust/103181873】こちらの企画に参加させて頂きます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:ゼルカラム・ヴァダーシェンコ

性別:男/年齢:29歳/身長:190cm/教師

【担当教科:魔法補助化学】
・実験器具や危険であったり安定性の低い物質を魔法で補助し、安全円滑に実験や保管を行う教科。

【備考】
・所謂ナルシスト。
・反射物に映った自分に見惚れて暫く固まっている事がある。
・お喋りで人懐っこい態度の反面、一人でいる事を好む。
・話しかけると愛想は良いが、自分から話しかける事は滅多に無い。
・マッド気質で只々危険なだけの意味不明な物質を精製しては大事に保管している。
・惚れ薬その物より星の雫の方に興味深々。
・誰に対しても敬語。
・手袋が杖の役割を担っている。

好き:実験・独り・読書
嫌い:人混み

一人称:ボク
二人称:キミ・(名前)くん・(名前)さん
(名前)先生
仲の良い相手:アンタ・呼び捨て

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2023/02/02◇素敵なご縁を頂きました。
エノク・グラフィアスさん【illust/104623882

“惚れちゃいましたか?”

目を合わせようともせず、慌ただしく立ち去る後ろ姿を呆然と見送る。
怒らせてしまった、らしい。

こんなに早く帰路に着くのはいつぶりだろうか、と独り列車の中で溜め息を吐く。誰かに隣に座られるのが嫌で通路側の席に座った。
誰かが閉じたブラインドを開けるのも脚を組むのも面倒くさい。
ここまで気落ちしている自分に驚いた、ましてや他人の事で。
駅に着くまで約一時間。起きていても気分が落ち込んでいくだけだと思い、寝てしまう事にした。

ーーーーーー

“ボクはどうしても星の雫を保管したいんです”

噂や文献を真に受けると、星の雫は一日も形を保っていられない、とても弱い物質だという。
しかし、惚れ薬の状態なら、単体である時よりも長く性質を維持できるようだ。それ自体も実験をしてみないと何とも言えない事だが。
まあ、先ずは惚れ薬を作るのに失敗する訳にはいかない。
そして星の雫を再度取り出し保管するには、星の雫の性質を理解し、維持する為の特別な器が必要となるだろう。
今の所で考えられる行程を頭に描いてみる。
ー これは協力者が要るだろうな。ー

『保管の為の器は勿論、器具に関しても見直しながら実験を進める事になると考えられますし…。それで、魔法道具に造詣が深いエノク先生に協力を仰ぐのが一番良いと考えたんです。
どうでしょう?楽しそうだと思いませんか?』

自分から声をかけたものの、この時は彼自身に関心は無かった。協力者として適任だと考えただけで。
研究の為だけの一時的な関係、それ以上のものなど必要はない、筈だった。

ーーーーーー

“でもエノク先生、無理、なんて言わないでしょう?
好きですよ、そういう負けず嫌いで、ちゃんと応えてくれるところ。
あ、疲れたらボクの顔を眺めても良いですからね。”

エノク先生に声を掛けて正解だった。彼の実力もそうだが、気質がとても良い。どこまでも付き合ってくれる。
しかし、研究の為に多くの時間を彼と過ごす様になってから暫くして、困った事に気が付いた。

ふと、時間が過ぎるのが遅い、と感じる事が多くなった。
一人で食事をしている時、一人で列車に乗っている時、一人で本を読んでいる時。
ある時、いつもの様にエノク先生と実験をしていて、何気無く時計を確認すると、既にいつも切り上げる頃の時間になっていた。
ー 嫌だな。ー
そう単純な言葉が自然と浮かんで来た。
そこで、自分がこの時間が終わってしまうのを惜しんでいる事に気が付いた。寂しいと、一人で過ごすのは退屈だと。
ー そう言えば、こんなに一人の人と長い時間を過ごすのはいつぶりだろう。いや、あったかな、こんな事。ー
初めて感じる感覚に多少は狼狽えはしたが、取り繕っても仕方がない、そんな事は無意味だ、だから…。

また一人で本を読んでいる。
自分がこんなにも口下手だとは知らなかった、知りようもなかった。用も無く他人に話しかけた事などないのだから。
何でもない顔をして寂しい退屈な時間を過ごす。
研究という口実に甘える他なかった。

ーーーーーー

“そ…うですよね。そうですよね。
良かったですねエノク先生、ボクの綺麗な顔を独り占め出来る機会が増えますよ。”

いつもの様に人気の無い所で、星の雫の事を頭の半分で考えながら本を読んでいると、エノク先生が話し掛けてきた。わざわざ探していた様だったから何か用件でもあるのかと思ったが、そうではないらしい。
近くにいた誰かに不意に雑談を振られる事はありはしても、こういった事は珍しい。隠しようも無く嬉しかった。
嬉しい反面、やはり誰かと何気ない時間を共有する事自体が不慣れだった。実験の時以外でも共に過ごす事が多くなり、誘いを受ける様にもなったが、暫くはその度に律儀に戸惑い緊張した。
段々と以前よりはそれにも慣れてきて、不器用ながら自分からも外出の誘いができる様になってきた頃、実験の為の惚れ薬が残り少なくなっている事に気が付いた。

ボクとエノク先生は友人同士だ。そう自信を持つ反面、やはり不安だった。惚れ薬が尽きると同時に、彼との関係性も消えてしまうのではないかと。
そんな頃、彼から不思議な事を尋ねられた。

ーーーーーー

目を覚ましたが、目的の駅に着くまで後15分程ある。
寝直すには短いし、起きているには時間を持て余す。特に、本を読む気力すら無い今の自分にとっては。
結局、寝ても覚めてもエノク先生の事ばかり考えてしまう。
明日の事を考えると気が重い。
ー 駅になんか一生着かなければいいー、と無意味な事を願った。

ーーーーーー
 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【交流に関して】

かなりのゆっくりペースです。
言葉のやりとりに向いた様な外部ツールを有していない為、漫画やイラストでのまったり交流になると思います。

既知関係等も大歓迎です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ご指摘等ございましたらメッセージまでお願い致します。

#【星の雫】#【星の雫】CS#【星の雫】教師#【星の雫】交流可#【星の雫】成立

2023-01-20 14:16:29 +0000