怪人アンサー

monster

2002年8月8日から2002年8月15日にかけ都市伝説を扱う様々なサイトに書き込まれた現代妖怪。
携帯電話を用いて呼び出す存在で、その方法は10人が輪になって携帯電話を10台用意する。
そして1台目から2台目に、2台目から3台目にといった感じで輪になるように同時にかけ始める。
すると話し中になるはずの携帯のどれかが繋がりアンサーと名乗る人物が電話に出る。アンサーは10人中9人の質問には答えるのだが10人目にだけ逆にアンサーの方から質問をする。その質問は「西暦12万8千25年の9月1日は何曜日でしょう?」といったとても答えられないもので、質問に答えられないと携帯の画面から腕が出てきてその人の体の一部をもぎ取ってしまう。
アンサーは元々、頭だけで産まれてきた奇形児でそういった方法で体をもぎ取って完全な人間になろうとしているのだ。

以降、怪人アンサーは2002年10月3日に東京新聞WEB版に、2003年8月5日にはテレビ朝日系列の番組「運命のダダダダーンZ」のコーナーにも取り上げられて全国的に知られることとなった。
しかし、2003年9月に怪人アンサーは同一人物により産み出された現代妖怪だと発覚。これはWEBサイト「ディープ・ダンジョン」によれば同じくWEBサイト「現代奇談」を運営していた松山ひろし氏が発見した。
作者の「くねずあいり」氏という人物は自らのウェブサイト「予感presage〜」にて真相を語った。それによればインターネットにおける都市伝説の流布の仕方について調べたかったようである。

現在では10台の携帯を用いれば一人でも行うことができ、アンサーには9つまで質問できるが最後に質問された際に答えられなければ体の一部をもぎ取られる形で語られることも多い。

怪人アンサーのイメージイラストを描きました。

参考文献 ウェブサイト

朝里樹『日本現代怪異事典』

朝里樹監修『大迫力!日本の都市伝説大百科』

朝里樹『21世紀日本怪異ガイド100』

怪人アンサー 世にも奇妙な都市伝説
https://yonimokimyo.com/urbanlegend-scary/792

#怪人アンサー#Urban Legend Yokai#現代妖怪#strange

2023-01-20 10:14:27 +0000