スバル360(K111)

今年で昭和33年の発売から65年を迎える軽乗用車。

…昭和30年に通商産業省(現在の経済産業省)が提唱した「国民車構想」に先駆けて開発され、軽量なフルモノコック構造のボディーに大人4人が室内スペースを確保できるよう、RRのエンジンレイアウトを採用。剛性を確保すべくデザインされた丸みを帯びた外装から「テントウムシ」の愛称で親しまれ、昭和45年まで生産された。

搭載されるパワートレーンは空冷直2・2ストロークのEK型で、当初は16馬力だった最高出力も後年は25馬力、昭和43年に追加されたスポーテイーグレードの「ヤングSS」では36馬力にまで強化された。