こちらの企画illust/100438853に3期お邪魔いたします。
※1/15 21時時点でメッセージお返ししています。未着の場合はお手数ですがお知らせ下さい。
▼ラファ=クロノセラフ=アクテ・シゲルト
21歳/♂/172㎝ 一人称:ボク 二人称:キミ、呼び捨て
所属:空の国
大きな置き時計から装飾を凝らした懐中時計まで様々な時計の製造販売と修理を行う時計店である空の国にある老舗、クロノセラフ時計店次期店主。
母親が店主である時計店で時計職人の仕事をしながらガラクタ同然の時計を拾い集めては修理を試みている。壊れた時計が動いたときに聞こえる刻が好きとは本人談。
彼自身の部屋はそんな刻で埋め尽くされている。
▼家族
父:アッシュ様illust/102825426
「たまにボクが小動物姿になるのは店頭マスコットみたいなものだから。イメージ戦略だよ。ほら、とうさんと二匹並べば愛らしい。決して店番のサボりではない...デス。」
母: ラズillust/102860672
「ボクもいるしそろそろ隠居しても良いんじゃないの?まだまだ店主の席は渡さないって?」
「さてボクは大時計依頼の営業でも...。あーごめんなさいー、あの設計書みましたー。みてしまいましたー。」
きょうだい:メシュロナ様illust/104101944
「おかえりー!ボクは今絶賛時計修理中だよー。概ねいつも通りかな。」
「そうだ!この間魔術の専門書を一冊読んでみたんだけどボクにはこっちの知識は中々不得手みたいで...、ちょっと教えて?」
▼種族
刻ノ天使illust/101597257
記録書の一族illust/101643895
ノルドノードillust/101595837
灼薙の一族illust/101596368
▼この度素敵なご縁を頂きました!
ミア様illust/104416259
時計が刻む時は、やがて黄昏に落ちる昼の空。
その刻が例えどんなに短いものだとしても。
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ある時星の国で見かけた金属のうさぎや鳥を模したそれ。
読み取ってしまった思いは、寂しさ。
ボクはその主がとても、気になってしまった。
その主と邂逅するのはそう難しくなかった。見た姿は子供と変わらない背の小さな体躯。小鳥の翼。
「あ、えーと。ボクは、空の国から来た時計屋です。」
「時計修理の依頼でたまたま近くを通って...。」
「この金属の動物達の主はキミかな?」
寂しげな想いが視えたから。っていきなり聞いたら驚かれちゃうよなぁ、と思案する。
ただそれと同時にあまり見かけない材質の金属で出来たそれもまた気になっていたのもありその点での話を切り出してみた。
それが建前という訳でもないけどここに来て本当に驚いた事がひとつ。ボク自身が時計の材料として使っている金属類、更には元と言わんばかりの石!石!石!
ボクが見ちゃうと時計の部品素材として使えそうだなーとか装飾に使ったら綺麗だなーとか謂わば職業病のような感想がそこに出てしまう。
流石魔術学問に造詣の深い星の国と言うべきだろうか。でも石のあれこれの源流についての話は炎の国や灰の国にまで及んでいた。
とても塩対応だったけど、金属や石の事に関してはその語り口から彼女の凄まじい熱意が見えた。
「また来ていいかな?」
「時計の修理屋としてキミのその混成金属研究、すごく気になるし。」
と、技術者として捨て置けないこの素材の数々に彼女自身からの了解も得つつ通わせていただくことになりました。
でも彼女からの目線の合わない日々は続く。
そして足を運んであくる日の事。
彼女自身がうっかり目線が合ってしまったその時。
最初に塩対応されていた理由ここに至るまで目を合わせようとしなかった理由。
体の自由が利かない、そしてこの体の冷たさ。
凍てついていると分かった辺りで体内に炎を回しゆっくりと氷となった自身を溶かした。
ヒト相手に目を合わせるのが怖い。それは確かに凍らせてしまうという意味で。
「ボクの体はごらんの通り水みたいなものだしこういうのは平気平気。」
水でできたボクの身体はただ凍てついて固まるだけだけど、確かに普通のヒトなら一大事だろう、と。
それで他人を遠ざけて、でもあの読み取った寂しさは・・・。
ボク自身は本当に大丈夫、といったものの、またしばらく目が合わない会話が始まることとなった。
でもボク自身もこういう状態は気まずいし何より彼女自身にも気を使わせてしまっているのもある。
その後幾度か彼女の方からもその対策の提案の打診と実行が行われ・・・。
小さな動物が大丈夫ならボク自身がそれになってみればいいんじゃないかな。体積も小さくなれるし。
驚かすとかじゃないけど試しついでに。次に訪ねる時に実行してみよう。
「ヒトが駄目なら。じゃあちいさなうさぎとかだったら大丈夫かな?って、驚かしてごめんよー。」
「でも案外大丈夫そうな、知らなかったから...?っていうのはごもっとも。」
「でも、こっちの方が話しやすいとかだったらこの姿のままでも大丈夫だからー。金属の置物みたいなものと思えば気持ちも落ち着かせられるかなって。」
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ボクはあの時キミの寂しさに寄り添おうって思ったから。
絶対にキミの元を離れない。
ボクとの時計が刻む時はその溶け落ちる寿命に一緒にはできないけれど、
その切り出した角と魔力から形にしたその時計、回す命の炎で刻を共にして・・・。
何か問題ございましたらご連絡ください。今期もよろしくお願いします。
2023-01-05 12:35:06 +0000