ちょもさに 新年

ありあーさ
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※自本丸のちょもさにです。肌に合わない方もいるかもしれないので、キャプションを読むのは自己責任でお願いします。

この本丸の審神者はズボラである。髪をとかさずに外出しようとしたり、すっぴんで会議に出席しようとしたり、ノーブラで本丸内を闊歩するような審神者だ。
そんな審神者でも新年は一応おめかしをしたいと思ったらしい。
加州や乱に相談しながら一緒に着物を選び、少しだけメイクもした。

「可愛いよ、主」
「うん、これなら長谷部さんや山鳥毛さんも主さんにメロメロだよ♪」

こんなズボラな審神者でも、やっぱり女性だ。好きな刀の一振りや二振りいる。長谷部と山鳥毛がこの審神者の好きな刀だった。

部屋を出た審神者の前に真っ先に来たのは山鳥毛だった。

「おや、今日は一段と綺麗な姿をしているな。小鳥」

山鳥毛は軽装の懐からポチ袋を取り出し「あけましておめでとう」と審神者にそれを渡した。審神者ももうお年玉をもらうような歳ではないが、毎年一部の刀は審神者にお年玉をあげるのが楽しみであるため、審神者も苦笑をしながらも素直に受け取るようにしている。

「もう、長谷部にその姿を見せたのか? もしまだなら、もう少し私が独占したい。わがままを聞いてもらえるだろうか?」

少しハニカミながら、それでも絶対に聞いてもらえるという自信に満ちた声でお願いをする山鳥毛に審神者が否を返す訳がない。

独占したいと言って連れてこられた場所は写真館だった。その写真館はカップルの審神者と刀に人気の写真館で、カメラマンの腕が良い上にカップルらしい写真が撮れると話題の写真館だった。
幸運なことにこの日はあまり客がおらず、すぐに写真を取ることが出来た。

「小鳥、もっと寄りなさい」
「いいですね、では審神者様はカメラを見ながら山鳥毛様の頭を撫でたりできますか?」

こうして審神者と山鳥毛は写真館で幸せなデートをすることが出来たのだった。

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2023-01-03 06:54:51 +0000