こぽこちらの企画に参加させていただきます。【illust/101528139】
＊1/3 運営様より承認をいただきました！
⚪︎名前：サフィア
⚪︎年齢：17
⚪︎性別：♀
⚪︎種族：Osyaマリ
⚪︎所属：水の国
⚪︎奇病数：【1】
水の国にある小さな酒場で歌っている女の子。
綺麗な歌声と周りを飛ぶ泡から「水泡の歌姫」と呼ばれている。
営業中はお店のお手伝いと歌の仕事、それ以外は部屋で勉強か裏の海岸で歌の練習をしている。
仕事中は勇敢で自信家な印象があるが、実際はしんちょうな性格でちょっとネガティブ気質。
また育ての親であるマスター以外とはほとんど交流がなく、素の姿を知っているポケは少ない。
お告げや異国については仕事柄詳しい方で興味もあるが、今の生活を変える勇気がないこと、そして何より本当の性格を認めてもらえる自信がないため諦め気味。
『この歌声が一匹でも多くの方に届きますように....』
『キミが見ているのは私？それとも歌姫？』
『ねぇ、私が誰よりも死を望んでるかもって言ったら驚く？』
『もし歌えなくなったら私の存在価値なんて.... あっ！ごめんね、今のなし！』
ー死の祝福を受けたため、サフィアはロストとなりますー
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☆1/29 素敵なご縁をいただきました！
ミミさん【illust/104669162】
キミと出会ったのは、今日みたいに月明かりの綺麗な夜。
水面から顔を出したキミが突然デュエットを申し込んできた時はびっくりした。今までそんなこと言われたことなかったから。でも私たちは出会って数分しか経ってないとは思えないほど息ぴったりだった。
それからキミは何度も会いに来てくれて色んな話をした。歌のこと、技のこと、そして世界に興味があること。どんどん共通点が見つかって毎晩つい夢中でおしゃべりしてた。ずっとこの時間が続くといいなって。でも同時に歌姫を演じながら接しているという罪悪感もずっと持っていた。
(ミミさんと出会ってから毎日がとても楽しい。でもあなたが慕ってくれているのは、私じゃなくて歌姫の方だもんね....)
「え？顔が暗い？あーちょっと忙しかったからかも。ごめんね、もう大丈夫。今日は何する？」
ある日、つい素がぽろっと出てしまった。正直失望されたと思った。でもキミは変わらない態度で最後まで聞いてくれた。そして私たちは初めて本当の自分を打ち明けあった。
「今日はありがとうね。歌姫としてじゃなくて私自身の気持ちを誰かに話したのって初めてだったから嬉しい。ねぇ良かったらミミちゃんって呼んでもいい？」
本当の意味で友達になってから、数日後。私はキミに一緒に世界を見に行こうって言った。キミとなら何だってできる。そう思えるくらいには私の中でキミの存在が大きくなっていたんだ。
「あのね。私、旅に出ようと思うの。それで、できたらミミちゃんにも一緒に来てほしいな。大好きなキミといろんなものと共有したい。そしてキミがくれた勇気を今度は私がみんなに伝えたいの」
お店のみんなに話さなきゃいけないのは不安だったけど、驚いたことにマスターや常連さんは笑顔で「いってらっしゃい」とだけ言ってくれた。なんだ、こんなに簡単なことだったんだ。そんな事でさえキミがいないと気づけなかった。
いよいよ明日は出発の日。でもその前にやらないといけないことがある。本心で接するようになってから少しずつ育ってきていたこの気持ちを今夜伝えよう。自分に嘘をつくのはもうやめるって決めたから。
「出発前にちょっといいかな。今までほんとにありがとう。あの日キミに会えてなかったら、私の時間は今も止まったままだったと思う。あの日キミが私の世界に色を付けてくれた。だからね、ミミちゃん....ううん、ミミ！これからは友達としてじゃなくて、もっと特別な存在として一緒に歩いてくれませんか？」
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私を呼ぶ声で我に帰る。ここはどこかの国のどこかの町。心配そうにこっちをみるパートナーに「昔を思い出してた」と言って笑いかける。
もし本当に神様がいるなら、とても意地悪な方なのだろう。だって死を望んでいた時には全く見向きもしなかったのに、今更死神を連れてきたのだから。
でも、不思議と恐怖はなかった。きっと今までの思い出が背中を押してくれてるんだと思う。だったら最後まで輝き続けるべき。それが私にできる精一杯の恩返しだよね。
「ねぇ、聞こえてる？昔、私が練習してた歌あったでしょ。実はあれ自分で作ったとっておきの歌だったの。結局披露することはなかったけど、せっかくだからミミには聞いてほしいな....じゃあ、始めるね」
最後のコンサートが終わった時、歌姫は泡となって空に消えていった....
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2023-01-02 13:32:40 +0000