医薬品ではありませんが、手術支援ロボットのファーガルです。
〈歴史〉
1980年代、湾岸戦争時に前線の兵士の治療を本土にいる外科医が執刀する「遠隔手術」を目的として軍主導で開発が進められました。しかし戦争終了後に開発が民間に委託されると、目的は「低侵襲手術」へと移り変わりました。日本では2000年3月に導入された後、徐々に適応拡大し、2022年現在では消化器外科・心臓血管外科・呼吸器外科・泌尿器科・婦人科・耳鼻科領域に導入されています。
〈製品名〉
アメリカから来たものは「da Vinci(ダビンチ)」という名で知られています。国産のものも徐々に導入されており、こちらは「Hinotori(火の鳥)」と命名されました。
2023-01-02 08:19:00 +0000