「だぁめ、また今度ね。……今度っていつかって?さあね~」
「え~、オレが死ぬまでに頑張って~♡」
◆オルト・ブラフマン
男 / 外見20代前半 / 188cm(+6cm) ///オレ / きみ・ちゃん付けなど緩い呼び方
◆四本腕の不老の男。名前も気紛れに変えているため、これは今現在の名前でしかない。
四本腕のそれぞれにコルセットピアスをしている。
◆剣と雷の魔法が得意で、普段は護衛のようなことをして日銭を稼いでいる。
現在はフェリスタシオ人材斡旋事務局【illust/102252533】に身を置き、イスリアド家の者に雇われている。
◆
彼の部族は「神罰運び」と呼ばれていた。
部族の中にたまに「神罰」を宿す不老のものが産まれるのだ。
神罰を宿したものが自死すると、持って産まれた罰の量に合わせて、周囲全てを焼き焦がす。
それは神か、もしくは世界による「整地」のようなものなのだと、
彼等の中では語り継がれていた。
彼は、いっとう大きな神罰を抱えて産まれた。
もしかしたら、世界全てを均しても、まだ余るほどかもしれないと語られた。
その身の滅びは世界の滅びと同等かもしれない、と。
そんなこと、誰が証明できるのだろう。
だから彼は、死ねなくなった。
この世界すべてが、自分以下の価値まで落ちたと思うまで、
彼はたとえヒトが全て滅ぼうとも、世界と共に生き続けるのだ。
「オレはね、人が足掻くさまが、好きなんだよ」
「その歩みが、例え愚かであろうとも──先に進もうとする姿は、うつくしく、尊いものだ」
「だからまだ、死ねないなァ」
「……でももし、次があるとするのなら。次は、死ぬときくらい自分で決めたいな。なんてね」
◆pixivファンタジアSOZ【illust/101965643】
滑りこみなのでのちのち加筆修正します。
2022-12-25 14:59:14 +0000