瑠燕燃える都を見下ろして、夜に融けそうな翼はぱちぱちと舞うオレンジの塵の中を滑って行く。
助けを求める者はいないだろうか。
取り落とした時の苦しさはよく知っているから。
都市の上空をひと周り、息つくついでに、目を休ませようとくるり、身を翻して空を見上げた。
輝くほうき星は炎とは異なる眩しさで、明るく空を照らしている。
-----------------------------------------------------------
◆ナベリウス / 性別：男（平常時） / 身長：170cm前後 / 形状：ヒト型 / 職業：元仕立て屋兼冒険者
一人称：私 / 二人称：さん付け、呼び捨て等
■性格
思慮深く勤勉。穏やかでおおらかであり、落ち着いた声で話す。真面目な印象を持たれがちだが、案外悪戯好きでもある。一度懐に入れたものや大切に感じたもの、人の縁を大事にしている。
一途であり、やや頑固。強い意思でこれ、と決めたものを後から変える事は稀。
基本的には心優しい性格をしているが、大切なものを奪われた際には一生忘れない執念深さも持っている。
■名前
現在の名はかつて『居場所』と定めた相手から偶発的に頂いた名前。それ以前は『いち』『ひとつめの子』等と呼ばれていたらしい。
『ナベリウス』は古い民話に出て来る悪魔とされた者の名であり、名を付けられた影響でこのキャラクターの性質をいくつか受け継いでいる。（髪の長さや性別の操作、魔法の行使、翼を生やす等）
物語上の登場人物とはいえ悪魔とされたものの名前そのままはどうなんだろうか、と周囲に心配された結果、愛称として『ナビ』と呼ばれており、当人も名乗る際には大方そちらを名乗る。
■能力
自分、もしくは『居場所』に選んだものの意志により自身の性質や姿を変える。この能力により、『生きていて欲しい』という願いを受けた影響で死ぬことができなくなっている。
名から頂いた能力により翼を生やせるが、飛行能力まで身に付くわけではなく、名を頂いた当時は滑空できる程度だった。その後ここ十数年の間に努力によって飛べるようになったらしいが、必要に駆られる場面が少なかったため、高速や高高度、長距離の飛行はできない。
魔法は専門の勉強をした訳ではないため、簡単な生活魔法と治癒魔法が使える程度。努力家のため、きちんと就学すればそれなりの腕を付けられる程度のポテンシャルはある。
物を作る事が好きで、以前は仕立て屋をしていた。普通の衣服も扱ってはいたが、冒険者用の衣服を防具として仕立てるのが得意だった様子。
『柱の子』という種族だった青年。現在は『柱』を壊す方法を探している。
-----------------------------------------------------------
◆兆しの彗星【illust/103593725】
こちらの力を借りながら自分の魔力も使用しつつ、精神への感応、及び干渉へのジャミング（勝手に思考を見られたり干渉されたりする能力から守る効果）を発動しました。使用者本人を中心に一定範囲で展開していますが、起点が地面かつ範囲を広く取るためにかなり縦幅範囲が低くなっているので、方々で起きている様々への影響は然程大きくないかもしれません。
（既にアフターではありますが、もしこの辺り使いたい人がいらっしゃりましたらよしなに……）
「どうか、あの子の願いを守ってあげてください」
-----------------------------------------------------------
■コンティロップ演劇団【illust/101967001】
所属しています。衣装はこちらの正装を参考に少しアレンジさせて頂いております！
最終章中は三章のお祭りのままなだれ込んでいるため、正装のままあちらこちら飛び回っていたのではないかな……と思います。
■普段着【illust/102924767】
-----------------------------------------------------------
■pixivファンタジアSOZ【illust/101965643】
■最終章「ゼラルディアの王笏」【illust/103584939】
2022-12-25 14:16:47 +0000