【PFSOZ】ーその拳に託すー【黒王軍の進撃】

一粒二十四万倍
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ー王都バラルー

エイス達は死人や魔物の攻撃を躱しつつ先代女王の眠る霊廟へ急いでいた。
直後、大きく大地が揺れた。

『どうやら、魔物との戦闘による揺れのようですね。あの方角は....あの黒いゴーレムですか...あの異世界人ならば、あのゴーレムにも引けは取らないでしょう。エイス王子?』

ガノがふとエイスの方を見ると眉を顰めて拳を強く握っていた。

『魔闘士....彼はイザン達の手で望まぬ戦いを強いられている。守護ではなく破壊をね。
本来なら僕の手で彼を弔ってやるのが僕のやるべき役目なんだけどね...それなのに異世界人の彼にその役目を押し付けている無力な自分が歯痒いよ。』

『あなたはあなたのやるべき事があるわ。イザン達を討ちーゼラルディアを護る事ー私達、全員の手でね』

シヴィラがエイス王子に語りかける。

『シヴィラの言う通りです。あなたの成すべき事をなさってください。我々が全力でその手助けをします。』

ふとガノは、それならばと前置きを置いた後

『全ての事が終えた後、彼に師事してみるのはいかがです?親友のリーブラと一緒に』

シヴィラは笑いつつ。

『それいいわね。放蕩癖のあなたにはいい薬になるんじゃない?』

『ははっ....ゴーレムと殴り合える彼基準じゃ、死んでしまうよ。』

比喩抜きにと口の中で言う。そして揺れの方角を見上げ拳を握る。

『(飛鳥馬君、こんな事を押し付けるのは気が引けるが.....頼む、彼を、かつてこの国を守護した魔闘士を奴等の呪いから解放してやってくれ。)』

ー王都戦場ー

鋼と鋼の激突音が聞こえる。

奈落の軍勢を突破した後、開けた場所に出るとゼノとあの黒いゴーレムと戦っていた。

『悪いな、ゼノ、遅くなった。』

そういい黒いゴーレムを見上げる。飛鳥馬の最後の戦いが始まろうとしていた。

お借りしました

エイス王子
シヴィラさんillust/101966087
ガノさん

イザンさんillust/103584939

自前

飛鳥馬illust/101968487
ゼノillust/103060759
メトゥスillust/103662335

最後の戦いにログインします。戦闘シーンはアフターになります。

※矛盾や問題がありましたらパラレルかスルーで。

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2022-12-22 19:08:07 +0000